はじまり
男「先輩、SSって分かります?」
先輩「なんだい急に? そんなの私が分からないわけないだろう!?」
男「お、さすが先輩」
先輩「短い話のことだろ!?」
男「まぁ……そういうことですけど、数分もあれば読めちゃう短編小説のことです」
先輩「ふむ。それでそのSSがどうかしたのかい?」
男「昔、暇つぶしで少し書いていたんですけど、最近また書こうかなって思いまして」
先輩「へー、小説なんて書けるのか。君はなんでもできるね」
男「そんなことないですよ」
先輩「それでどんな内容を書くつもりだい?」
男「今考えているのは、会社員の男とその先輩である女性の日常生活を書き連ねていくってものです」
先輩「お、まるで私たちの関係みたいじゃないか」
男「まぁそうですね」
先輩「ということは、私たちのように毎日ラブラブでキャッキャウフフのSSということだね?」
男「違いますよ。僕たち別にラブラブじゃないですしそもそも付き合ってないじゃないですか」
先輩「あいかわらずつれないなぁ君は」
男「そうやってからかうのはよしてください。まぁ今みたいな茶番を書いていきますよ」
先輩「なるほど。楽しみにしてるからぜひ私にも読ませてくれよ」
男「もちろんです」