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家族の一員

ちまの夜襲はとまらない。

夜中3時にギャーギャーと騒ぐ。

2階にいるのに1階の父の耳に入るほどだ。

思い切って部屋から出すことにした。


初めはソロリソロリと警戒していたちまであった。

父の部屋は比較的ものが多く隠れ家としても安心出来るのだろう、よく父の部屋にいる。

ある日の夕刻、ちまがいないと酔いながら父が騒ぐため家族総出で大捜索だ。

リビングにもわたしの部屋にも母の部屋などにもどこにもいない。

何かしら抜け道を見つけて野良へ帰ったのかもしれない。

不安に苛まれるとなんてことはない。

ダイニングテーブルの椅子の上で微睡んでいる。

酒を飲む父の横で「親父殿、もう一杯いきますか?」と言った顔だ。

先住猫の温厚ちくわ姉さん、ビビリーにょ伯爵ココちゃんと、1m感覚を空けてリビングで昼寝することも増えた。

夜襲することも大分減った。

完全に家猫の顔になってきている。

おなじみの「あのぅ、えさ、くれませんか?」も健在だ。

ずんぐりむっくりの身体で内股なのが妙に可愛らしい。

これからもガツガツご飯たべてね、ちま。

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