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神様の手違いで異世界転移させられた俺はハーレム生活充実になりました  作者: 桐ヶ谷スバル
第二部 黒い魔剣と日本人 第一章 オタク日本人は気ままに生きたい
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第7話 クライギル村を出たその後……

 和泉達が”クライギル村”を出て三日が経った。


 魔王軍を討伐すべくクエストを引き受け大冒険をしている和泉達は死への不安と母権をすることの楽しさが入り混じり複雑な気持ちになっていた。


 「どうした和泉?」


 ジョセフはふと、和泉の表情を見ながら尋ねる。


 「いやっ……何でもないよ」


 和泉はジョセフに死ぬことは怖くないのか聞こうとしたがジョセフに死の恐怖について聞いてはいけないのではないかと躊躇ってしまった。


 「死ぬことは怖くないのかって?日本にいた頃なら怖かったがこの世界に来て何度も瀕死の重傷を負ったおかげで死ぬことはそんなに怖いと思わなくなったよ」


 ジョセフはあっさりと答え、和泉は唖然とした様子で肩を竦めていた。


 「瀕死の重傷って……確か小説ではそれで強くなったって書いてあったがそれもマジだったんだ……」


 「まぁ、そういうリアクション取るのが普通だよなぁ……」


 煙草を口に咥え”ファイヤー”で火を着け喫煙しながらジョセフは顔を俯かせながら和泉の反応に頷いていた。


 「……もうっ、ジョセフ様!」


 リサは煙草を咥え喫煙しているジョセフをギラっと睨み注意を促す。


 「なあリサ……煙草を吸うなと言いたいんだろうがどうせ俺は日本じゃ不良だ落ちこぼれだとダメ人間認定されているんだから好きにさせてくれても――」


 「ジョセフ様はダメ人間なんかじゃありません!私の婚約者がそんなことじゃダメですわ!もっと自信をもって胸を張らなきゃダメです!」


 普段、人間、魔物や魔人族に物怖じしないジョセフも婚約者であるリサには頭が上がらないようでかかあ天下の図式が成り立ちつつあった。


 「リサさんの言う通りですよ!」


 「私もそう思うなぁ~」


 ケイトとジンジャーも続いてリサの意見には賛成のようでジョセフは咥えていた煙草を投げ、”ファイヤー”で焼却した。


 「煙草とは本当に臭いがきつくて鼻がどうかなりそうだ……よくこんなものを吸おうと思ったな、ジョセフは」


 「そうそう、煙草なんかよりも私達と一緒にいる時間を大切にしてほしいなぁ~」


 テレサは苦言を呈しブーディカは自信のグラマラスなボディをアピールしながらジョセフに色目を使う。


 「私も煙草の匂いは嫌いなのだぁ~」


 アイリスは瞳をうるおせながらじーっとジョセフを見詰める。


 「……んっ、そう言われると俺の楽しみがと言いたくなるが仕方ないか」


 ジョセフは苦虫を嚙み潰したような表情をし、諦めがついたようで煙草をポケットの中にしまい込み肩を竦め溜め息を吐いた。


 それを見た和泉と夏樹、裕二は「アハハ」と笑いジョセフは何も言えずに再度溜め息を吐く。


 和泉達は賑わいながら森林の中を歩いていると怒声を上げる声が聴こえ、和泉達は何事かと思いすぐさま声の聴こえた方向へと駆け付けた。


 声の聴こえた方向には盗賊のような恰好をした小汚い男三人と地面に膝をついている貴族のような綺麗な服を着た男とぼろ雑巾のように汚い服装をした長いボサボサ頭の少女がいた。


 「おい、金目の物を早く出せ!さもなくば命はないぞ!」


 「……分かった。この女は最近買ったばかりの奴隷で使い物にならないから返却しようと思っていた所だがこの女でもいいなら助けてくれ……」


 「てめぇふざけてんのか?使い物にならない奴隷の女だけで命が助かると思っているのか!?」


 男は少女を盗賊に差し出し命乞いをしようとするも他の盗賊は使い物にならずに返却するつもりでいた少女が金の代わりになるとは思えないといった口ぶりで男に罵声を浴びせる。


 「まぁ、使い物にならなくても俺達のストレス発散するための道具としては使えるだろうがな」


 「ガハハハハハハッ!それは言えてるぜ」


 「オイこら!女をくれるのは分かったからさっさと金を出せ!」


 盗賊は剣を男の首元まで突き出し、男は失禁していた。


 「ひぃっ……」


 和泉は盗賊三人に尋ねた。


 「何をしている?」


 「「「あぁん?」」」


 盗賊三人は一斉に声を出し、和泉を睥睨する。


 「何をしているんだと聞いている」


 「何って、こいつらから身ぐるみを剥ぎ取るために決まっているだろ!お前も中々良さそうな格好しているな」


 「てめぇも金出せやオラ!」


 盗賊達は和泉の方を向き怒声を上げ恐喝するも和泉は微動だにせずに近づいていく。


 「弱い犬程よく吠える……とはよく言うものだな」


 「「「んだとコラァッ!」」」


 和泉は溜め息を吐きながら鞘から剣を抜き、突撃してくる盗賊達に剣を一振りしながら素通りして剣を鞘に納めた。


 「無駄なものを斬ってしまったな……」


 「なんだぁ?てめぇ下手くそだろ!」


 「そうだぜ、こいつぁ素人に違いねぇ!」


 「やっちまおうぜ!」


 盗賊達は背後を見せた和泉に隙を見せていると思い大きく剣を振り上げようとした瞬間、盗賊達の剣は粉々に砕けて服は破け全裸になっていた。


 「これでもう何もできないだろう?これに懲りたら真面目に働いて生きていくんだな」


 「こっ……こいつは人間じゃねぇ……」


 「助けてくれぇ!」


 「人殺しだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 盗賊三人は声を震わせながら力を振り絞り全速力で両手で股間を隠しながら逃げ去っていた。


 「ところでおじさん、大丈夫?この女の子を返却とかなんとか言ってたけど……」


 「おっ、女ならくれてやる!だから命だけは助けてくれ!」


 男はまだ盗賊に襲われた恐怖心で理性を取り戻していないのか和泉を違う盗賊か何かと勘違いしているようで勢いよく膝をついていた地面から立ち上がり走り去った。


 「おい和泉、あのおっさんに何かしたのか?」


 夏樹は和泉に尋ねると和泉は両手を広げ首を横に振り茫然としていた。


 「何もしてないよ……あのおっさん、俺を盗賊か何かと勘違いしているんじゃないのか?」


 「それよりもよぉ、この娘格好は汚いけど可愛くねぇか?」


 夏樹は少女を凝視しながら顔を近づけると少女は口を震わせ瞳を潤せていた。

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