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前世を頼りに

  アースたちが遊べそうな、アクティブじゃないけど遊べそうなものを考える。


 インドアのアースとアウトドアのノアルが一緒に仲良く遊べそうなの。


 あ、そうだ。


 いらない紙をアースに持ってきてもらう。


「なにするの?」

「早く遊びに行きたいのに」

「ちょっと待てっての」


 細かい折り方は忘れたけど、最悪先端の方が重ければ少しは飛ぶはず。


「出来た。ノアル、人の少ないひらけた場所ってあるか」

「あるわよ」


 ノアルが案内してくれたのは、大きなステージのある広場。

 祭り以外は人のいない広場になるらしい。


「みてろ」


 折ったばかりの紙ヒコーキを飛ばす。


 思ったよりも随分と遠くまで飛んだな。


「すごい……」


 落ちた紙ヒコーキをノアルが拾って広げる。


「ただの紙じゃない。魔法じゃないのね」

「俺に魔法は使えねぇよ」

「ふぅん」


 アースは期待に満ちた目で俺を見る。

 なんか、救世主って視線も感じるけど。


 2人に折り方を教える。


 苦戦しながらも折って、それを飛ばす。


 アースは緊張しながらフワリと、ノアルは全力投球フォルムで。


 なので、アースは上手く飛ばせたがノアルのは飛ばなかった。


「どういうことよ!」

「ノアル、アースみたい優しく飛ばさないと」


 コツを教える。


 何回か飛ばすうちにコツをつかんだようで、新しく紙ヒコーキを作っては飛ばして、アースとノアルは時折勝負をしていた。


 しばらくはスライム狩りにならないといいけどな。




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