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リリーラ王国物語  作者: 麗海亜
3/15

一章 前日(2)

 ーリリーラ王国宮殿執務室

コンコン。執務室のドアを2回ノックした。すると、

「入れ」

扉の向こう側から、短くそう聞こえた。

「失礼致します」

私とユーリヤはそう言って、執務室の中へと入っていった。

「おはようございます、お父様、お母様。お二人が元気なようで、心より安心しております」

「おはよう。ルーナ、ユーリヤ。ちゃんと来てくれて安心したよ」

とお父様が言った。そしてお母様が、

「おはよう。ルーナ、ユーリヤ。今日朝ちゃんと執務室に来られたのも、ユーリヤのおかげかしら。それに、二人とも仲良しそうで良かったわ」

お父様とお母様の呼び出しなら、ちゃんとくるわ。と思ったが口に出すのはこらえて……。

「お父様とお母様が、私にユーリヤを紹介してくれたおかげです。感謝してもしきれないくらいです」

「それは良かったわ」

とお母様が言った。

そして、お父様が少し咳払いをして、言った。

「では、そろそろ本題に入ろうか」

と言った瞬間、場の空気が一気に変わり、優しい雰囲気から冷たい雰囲気へと変わった。

「まず初めに、明日の仕事の流れについてだが……これは私よりアメリアが説明した方がいいだろう」

「そうね……」

お母様はそう言った瞬間、真剣な表情に変わった。

「仕事の日は、いつもより少し早いけれど、5時半に起きて、朝食を食べて、汚れ払いの支度を整えてから、汚れ払いの会場の準備をしてもらうわ。ここまでは大丈夫?」

「大丈夫です」

「そうしたら、7時〜民達に溜まっている汚れを払う。18時になったら、その日に汚れ払いに来た人の報告書を私達に提出してもらうわ。その後、会場の片付けが出来たら自由時間よ。汚れ払いの日程はこんな感じかしら。ルーナ、何か質問はある?」

「一つ質問が……」

「いいわよ」

「お父様とお母様に報告書を提出するとき、私が忙しい場合は、ユーリヤが提出しに来てもよろしいですか?」

そう私が質問した瞬間、ユーリヤは驚いた顔をしたが、何も言わなかった。

「いいわよ。その代わりルーナは、会場の片付けをするのよ」

「分かりました」

と私が言うと、ユーリヤが

「私でよろしいのですか?」と聞いてきた。

「大丈夫よ。私もお父様もお母様もそれだけユーリヤの事を信頼している証よ」

「そこまでおっしゃるなら……」

「ありがとう、ユーリヤ」

と私が言った。

「これも私の仕事ですので……」

「本当にありがとう。ルーナの側近は大変だと思うが……我慢してくれ」

とお父様が言ったので、失礼だな!!と思ったが何も言わなかった。


 ー午後21時30分頃

 あれから、すごく時間がたち、お父様とお母様からの話は終わった。要点だけ言うと、リリーラ王国の恥とならないように仕事をしてくれ、と言われ最後には励ましの言葉をいただき、自分の部屋へと戻ってきた。

「お父様もお母様も、私の事を心配しすぎだわ」

「それだけルーナ様の事を、気にかけている証拠ですよ」

「たしかに……そうかもしれないわね」

「明日はいつもより早いので、今日はもうお休みください」

「そうね。今日はもう疲れたからそうさせてもらうわ。おやすみなさい、ユーリヤ」

「おやすみなさい、ルーナ様」

 


リリーラ王国物語を読んでいただきありがとうございます。これからも、リリーラ王国物語をよろしくお願いします。

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