↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バットラ!~Battle Triangle 三校対抗全面戦争~  作者: くつぎ
第三章 その男、『審判』
PR
9/108

『審判』、迷う

「マジパネーっスよ。もうあいつにはケンカ売りません。二度と。誓って」

「同感、同感。本当、あの子にはケンカを売らないことをオススメする。うん」

「まあ、こういう感じで」


 現在地、病院。

 飛鳥に連れられて病室を訪ねた芹沢は、呆然とした顔で病室内を見回した。

 『鏡像』・斉谷五咲(さいたに いさき)、『踊子』・海原彩加(かいはら さやか)。コンビならば二高で最強、と言っても過言ではない二人が、ズタボロの状態でベッドに横たわっている。


「マジっすか……ずいぶん手ひどくやられてますね」

「あ、芹沢じゃーん。いや、マジやべーよ、あいつ。ガチで」

「本当それ。ヤバいよ、もう何がヤバいかって言うと、超ヤバい」

「通訳してください」


 助けを求めて飛鳥の方を見る芹沢。

 飛鳥はと言えば、困ったように笑っている。


「どうやらこの二人、ちょっとした小競り合いで一高の子にやられたらしくて」

「一高の、子!? え、『最強』じゃなく?」

「『最強』なんて相手にするわけないじゃん、見つけた時点で逃げるわ」

「弱そうに見えたから油断した。反省はしている」


 頬を膨らませ、不満そうな顔をする五咲。

 無表情で、小さく溜息をつく彩加。


「誰にやられた?」


 芹沢の問いかけに、五咲と彩加は目を見合わせ、同時に口を開いた。


「「一高の『極神』」」


 その名前に、芹沢は眉根を寄せる。ちらり、東條の方を向けば、東條は小さく首を振る。


「俺も初耳だったんだよね。一高で強いやつなんて、『最強』以外いないと思ってたからさ」

「俺もそう思ってました」

「まあでも、あれから二年も経ってるし。一年坊主だった俺が三年になってるんだし。当然のように新入生も入学してるわけだけど」


 苦笑を漏らしながら、飛鳥は困ったように頬を掻く。


「だから正直、俺はあんまり勝てる気がしてないんだよね」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。