表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バットラ!~Battle Triangle 三校対抗全面戦争~  作者: くつぎ
第十三章 『極神』と『神官』
39/108

『一高』、歩く

 二高から三高までは、そこまで距離があるわけではない。

 一高から二高までの距離と、一高から三高までの距離、そして二高から三高までの距離は、大体同じ。三校を線でつなぐと、綺麗な三角形が出来上がる状態だ。

 ちなみにその中央に位置するのが、図書館である。


「最初から三高に行っておくべきでしたかね」

「いやいや、それだと何の準備もなく全面戦争になるところだったよ」

「ああ、確かにそうですね」


 架月の言葉に、千里は相変わらずの笑顔。

 ちらり、架月は隣を歩く帆風の顔を見る。


「ん、どうしたの架月」

「何でもない」


 やっぱりとでも言えばいいのか、何なのか。

 帆風も、千里と同じような顔をしていた。


 架月が最初に帆風と会ったのは、中学に入学してすぐの頃。当時、帆風はまだ小学生。

 通学路の途中、不良中学生が目の前を横切って塀にめり込んだのがきっかけ。

 めり込ませたのは帆風。目撃したのが架月。


『『……なんかごめん』』


 帆風は、驚かせて申し訳ないという気持ちで。

 架月は、見てしまって申し訳ないという気持ちで。

 見事に重なった言葉に、お互いにぽかんと目をしばたいて。


 それが出会い。それが始まり。

 以来四年と少々、二人は『極神』と『神官』なのである。


「帆風」

「んー?」

「どうせさっきのじゃ暴れ足りないんだろうから先に言っておくけど」


 架月の言葉に、帆風がきょとんと首をかしげる。


「今日は許す」

「!」

「好きなだけ暴れていい。フォローはなんとかするから」


 ぱあっと表情を明るくする帆風。

 その様子に、千里が笑みを深める。

 つられたように灯熾も笑う。


「さて、それなら急ごうか」


 千里が前を向いたまま口を開く。


「『審判』たちがいる間に三高に到着しないと、戦争に参加できないからね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ