表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バットラ!~Battle Triangle 三校対抗全面戦争~  作者: くつぎ
第七章 その男、『炎帝』
22/108

『炎帝』、企てる

「じゃ、作戦会議と行こう」


 オロオロとする三崎を横目に、机を囲んで話し合う千里、架月、帆風。


「正直、三高については未知数なんだよね。秀でて強いと噂される人間がいない分、どれくらいのレベルの人間がどれくらいいるか、推測がしにくい」

「そうですね」

「逆に二高は『こいつは強い』って噂されてる人間が多いからね。攻めるとしたらそっちの方が、作戦が立てやすい」

「なるほどー」

「あの、なんか勝手に話が進んでますけど、大丈夫なんですかこれ」


 心配そうな三崎の声は無視して、千里はノートを開く。


「二高で最も警戒すべきは『審判』、『踊子』・『鏡像』コンビ」

「あ、そのコンビは今おそらく入院中ですよ」

「え、そうなの」

「この間ゲーセンで小競り合いになって倒したもの」

「マジか、それはナイス」


 帆風の発言で、千里はノートに書いた『踊子』と『鏡像』の文字にバツを重ねる。


「と、あとは『怪力』かな」

「あー、なるほど」

「この二人を先に何とかしておけば、二高については恐れるに足りず」


 千里はそう言うと、ペンのキャップを閉じ、架月と帆風の顔を交互に見た。


「決行は明日の放課後」

「いきなりですね」

「『審判』の方は俺が引き受けるから、二人は『怪力』の方を頼むよ」

「了解しました」

「戦い方については各自任せる」


 ぱたん、ノートを閉じて、千里はにっと笑って見せた。


「どうかな、三崎くん。異論はあるかな?」

「いや、異論も何も、俺はなんか言えるような立場でもないっすからねぇ……」


 困ったように頭を掻いて、三崎は千里の方を向く。

 相変わらずにこにこと笑っている千里の顔に、何故だか、かすかに安堵した。


「浦谷さんに任せます」

「そう言ってもらえるとやりやすいよ」

「だってもう、そう言うしかないです」


 溜息をつく三崎の頭をわしわしと撫でてから、千里は帆風と架月に向かって、もう一度笑った。


「では、武運を!」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ