1番でありたい
ヒュー視点
抱き上げようと、身体を少し動かした瞬間に、ナギが隙間を埋めるようにすり寄ってきた…そして、俺の身体に手を回し、抱き合う形になってしまった…
これは、俺のせいなのか?
俺に罪があるのか…?
どうしろっていうんだよ…
身体を離そうと試みてはみるが、全く離れない…
起こすか?いや…気まずいだろ…でも、このままっていうのも、俺がヤバいんだが…
起こしてみるか…
「ナギ…おきろ。おい。」
身体を少し揺すりながら、話しかけてみると…さらに擦り寄りが強くなり…ナギがぶつぶつ言い始めた…聞き取れにくく、口に耳を寄せて聞いてみると
「ぅ…ゅ……」
うゆ?なんだ?なんか夢でも見てるのか?
「…ひゅ…」
…//////。俺の名前?
ヤベェ…俺を殺す気なのか?なんなんだよ!
ついさっきまでは、あまりアプローチが効いていないと思っていたが、悪くはないようだ。
なんか、安心したら、眠くなってきた…
明日の朝にナギの驚く顔を見るのも、悪くない。
ナギが凄く暖かく、抱きしめ返してみると、何故か安心した。ナギがここにいるのが、当然のように…
身体をさらに寄せると、ナギは俺の胸に顔を擦り付けてきた。可愛いな…
普段はしっかりしていて、きちんとアムールの親代わりをしているナギが、自分にもっと甘えればいいのに…と今までおもっていた。今は、甘えられている気分だ…悪くない。
ナギを誰にも渡したくない。
アムールにも…
ギルドマスターにも…
それこそ、あの双子にもだ。
俺は、ナギの一番になりたい。
明日からはもっと積極的にアプローチしてみよう。
ナギの温もりに安心しながら、目を瞑ると、自然に意識が遠くなった。明日の朝が待ち遠しい…起きたら、イタズラしてみようか…




