眠れぬ夜
ヒュー視点
ナギが眠りにつき、1時間…
「……zzz」
「はぁ……」
よく、こんな状況で寝れるな…
俺はサッパリ寝れん…。
むしろ、この状況で、寝れる奴の神経を疑う…
アホなギルドマスターとアムールのせいで、こんな状況になったのだが、仮にも気になっている奴と同じ部屋で寝れるほど、俺は図太くない。
ナギには伝わってないと思うが、関わりを持つようになってから、どんどんナギの魅力に惹かれている。
好きだと確信したのは、初めて部屋に泊まった日だ…。人の為に息を切らして走った事も、人を見て綺麗だと思うのも、初めてだった…。ちょっとでも、意識して欲しくて、いろいろアプローチはしているんだが、ただのいい人で終わってる気がする…
それに、今日になってみれば、ナギの近くに男が増えてやがるし…ギルドマスターがナギに抱きついているシーンを思い出すと、誤解だと分かっていても、腹がたってしまう…
まぁ、ギルドマスターは恐らく、というか確実に、アムールの方が気に入っているみたいだから、大丈夫だと思うが…?
アムールに気がある方がヤバいのか?
………ま…まぁ、そこは置いておこう。
どうやったら、意識して貰えるか、考えていかないとな。こうも、俺を意識してくれないと、さすがの俺でも落ち込むぞ…
1時間後…
いやいやいやいや…全く寝れん!
頭の中で色々考えすぎて、全然眠くねぇ!
明日に備えて寝ねぇーといけねぇのに…
はぁ…外でも走るか…
ヒューが布団から出ようとすると、上から何かが落ちてきた…




