処罰と対応
アムールは、ケンちゃんに向き合うと、
「うん!ぼくあんまり、むずかしいことはわからないけど、とってもたいへんだったことはわかるよ!ぼくとなぎに、いっぱいあやまってくれたし!それに、なぎはね、がんばったらあたまをなでて、いいこいいこしてくれるの!だから、ぼくもけんちゃんにしてあげるの!」
「ぁ…ありがとうございます…あまり褒められた事がないので、素直にうれしいです…」
なんていうか、セットで見ると、2人とも可愛いな…母になった気分だ…もちろん、兄弟設定で、兄がアムールだ…弟を慰める姿に成長を感じてしまう…ケンちゃんは顔はイケメンだけど、眉が下がっており、弟感がめっちゃ出てる…
「よし!謝るのはもうダメですよ!話の続きをしましょう。」
そういうと、ケンちゃんは、背筋を伸ばし、シャキッとして話しはじめた…
「はい。お客様に失礼を働いた職員には、3年間の減給と職員等級の剥奪を、既に行いました。再教育プログラムも考えている段階で、全ての職員に出席の義務付けをさせるつもりです。」
この人実は優秀なんじゃないの?処罰と今後の対応を既に決めているとか…父もちゃんと見抜いてたのかも…
「そこまで、短時間でしたんですか…凄いですね…そこまで、して頂いたのであれば、大丈夫です。ありがとうございます。」
「お客様に失礼をしたんです。当然です。そこでなんですけど、どの様な依頼だったのでしょうか…あと、お名前を伺ってもいいですか?」
そう言えば、まだ名前言ってなかったっけ…
「あぁ…はい。私はナギと申します。依頼の方は知り合いに頼んで解決したので、大丈夫ですよ!」
「ぼくのなまえは、あむーるだよ!」
「ナギさんとアムール君ですね…解決していたようで良かったです。あの…次なにか依頼があれば、またギルドの方にお越し頂けますか?その時は真摯にお受けいたしますので…」
どこまでも、誠実で責任感の強い人でもあるのかも…次の事までもう、考えてるし…こういう人には依頼も安心して頼める…卑屈がなければもっといいけど…
「ぼく、けんちゃんとあそびたいから、また、あいにいくよ!」
「はい、もちろん。この通り、アムールもケンちゃんのこと気に入ってますし、何かあったら頼らせて頂きますね!」
「…っよかった!もう二度と来てくれないと思いました…ありがとうございます!」
また行くというと、今日1の笑顔が出たので、相当嬉しいようだ…それに、こういうのは、何かの縁かも知れないしね。大事にしよう…
それから、暫く色々はなし、ケンちゃんは、仕事が沢山後ろ倒しになっている事が判明した。就任後の仕事がただでさえ、沢山あったのに、ここ2日で倍以上に溜まっているらしい…
帰って仕事をするように言うと、アムールとハグをして別れを惜しみながら、渋々帰っていった…アムールもちょっと寂しいようで、バイバイと見えなくなるまで、手を振っていた。
なんか、私が悪い事したみたいになってるのだか…




