スキルに卑屈
…ん?…は?
いきなり走ってきたと思ったら、土下座?
どういう事?なに?マジで怖いんだけど…
アムールを抱く腕に力が入ってしまう…いったい、何がどうなって、この人は土下座しているんだ?てか、よく聞くと、この人泣いてない?ぐすんって、鼻をすする音が聞こえる…どっか怪我でもしたの?
状況が状況で、素直に心配できないんですけど…
取り敢えず、落ち着いて、聞いてみよう…
「ど…どうしたんですか?ぉ…お怪我でもなさったんですか?」
「……す……せん……した…」
は?なんて?
「すみません…聞き取れま「ずみませんでしたーーーー!」っひぃ…」
聞き返そうとした途端、謝りながら大声で泣き始めた…なに?てか、私が泣かせたの?な…なんなの…
私が混乱していると、アムールが私の腕から脱出し男性に近寄り、頭を撫でて話かけた…まるで、自分より小さい子に接する様に…
「どうしたの?どこかいたいところあるの?」
「………(T-T)」
て…天使!!!最早、神!神対応すぎる!てか、もはや、怖さとかない。アムールに感謝だね…男性もアムールを拝んじゃってるわ…
取り敢えず場所を移そう…
「取り敢えず、道の真ん中は、迷惑になりますので、お店まで歩いて下さい。ほら、立ってください。もう、謝罪はいいですから!」
ほらほらっと急かすと、アムールに手を引かれながら店の前まで歩いてくれた…取り敢えず、シートだけ引いて話をきこう…
「で、あなたは誰ですか?初対面ですよね?」
「あっ、はい。私は、一応なのですが、冒険者ギルドのギルドマスターをしております。ケンティル・ハウザーと申します。その…先日のギルドであったことの謝罪に参りました…」
「あー…こないだの…」
あー…なるほど。てか、この人がギルドマスター?いろいろ不安要素が多くないか?鑑定しみるか…
☆ステータス☆
名 前 ケンティル・ハウザー
年 齢 28
種 族 人族
職 業 ギルドマスター
レベル 39
体 力 160
魔 力 350
攻撃力 95
防御力 100
俊敏性 60
運 3
スキル 魔力強化
魔法属性→光、水、風
生活魔法
卑屈
…いやいやいやいや!
スキルに卑屈って!ないでしょ!
てか、魔力がすごい高いな…体力は少ないけど、それなりに、強いってことか…ほんとにギルドマスターなのか…若いのに凄いな…
私が鑑定している間に、なにを勘違いしたのか、また泣きそうになる、ギルドマスターに疲れてしまう…はぁ…最早ギルドマスターっていうより、前世の甥っ子と姿を重ねてしまうよ…ケンちゃんって呼ぼう…




