ゆっくりと
「よし!そろそろ帰ろっか…アムール?お爺ちゃんに、さようならしよ。」
「うん。おじいちゃん、またあそびにくるね!ばいばい!」
「ホッホー。次来るのを楽しみに待っているでな。」
「うん!ばいばーい!」
「有難うございました。失礼します。」
私たちが見えなくなるまで、手を振り続けている、お爺ちゃんにアムールも同じように手を振っている…
次はもっと美味しいもの持ってこよう…
「次はギルドに行こっか!アムール疲れてない?大丈夫?」
久しぶりに、外に出たから疲れてないか、心配…
「ぼく、つかれてないよ。ちゃんと、あるけるよ!」
「疲れたらいつでも言ってね!」
まだ、元気みたいだ…ギルドに行ってジャム渡したら、帰ってご飯にしよう…
「はーい!」
ギルドに行って相談したい事あるんだよなぁ…
私が教えられない事が多い事を1週間で実感した…
私ができないことは、アムールに教える事ができない…アムールの体力強化のついでに、私の体力強化もお願いしたいんだけど、商業ギルドでなんとかならないかな…
無理だったら、冒険者ギルドに行けば何とかなるって、ヒューから聞いたけど…なんか、怖い印象あるんだよなぁ…
冒険者ギルドは商業ギルドの隣にあり、いつも、ガヤガヤ、ガチャガチャしてるんだよな…できれば行きたくない…
しばらく歩いていると、アムールの歩幅が少し小さくなったように感じる…疲れたのかな…顔もちょっと俯いてる?……俯いてるっていうより、頭がコクッコクってなってる……眠いのかな…?沢山歩いたし、沢山お話ししたから、疲れちゃったのかな?外出も1週間ぶりだし、今日は帰ろっか…
でも、疲れたってたぶんアムールは言わないだろうな…変なところでいつも気を使っている気がするからなぁ…
…………あっ!
「アムール?あのね、ギルドに行くっていったけど、私ちょっと疲れちゃったから、今日は帰って、また明日こようか…それでも大丈夫かな?」
そう!私が疲れちゃった…と言うことにしよう。そうすれば、アムールは優しいから頷くはずだ…
「なぎつかれちゃったの?ぼくはいつでもいいよ。つかれたなら、きょうはかえろう?」
「うん!ありがとう。帰ろっか!」
前世みたいに、時間に余裕がない…ということはない。今はある程度時間がある。とくに時間に縛られることなく、過ごせるんだから、何事も、急ぐことはない。一歩進んで二歩下がる。って言うことではないけど、ゆっくり、色々頑張って行こう。
だって、今は一人じゃないからね!




