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七夕祭の追い短冊

 昨日は七夕祭でしたが、あいにくの雨降りでした。

 猫の世界では、七夕にネズミモチの木に願い事を書いた短冊を吊るす風習があります。翌朝には片付けてしまうのですが、天気が悪くて織姫彦星が見られなかった時は、翌日も飾り続けることになっています。

 駅長室の花瓶のネズミモチの小枝もそのままにしてあります。


「追い短冊は吊るさないのかい?」

 今朝、駅長室にやってきた猫中さんが言いました。

「追い短冊?」

「知らないのかい? 七夕祭が持ち越しになったら、次の日に追加の願い事ができるんだよ」


 織姫彦星が見られる日まで追加で願い事をしてもいいという風習で、元は東部地方の猫玉県だけの風習でしたが、今は全国的になっているそうです。


「でも、千客万来と旅客安全をもうお願いしましたからねえ」

「ミーコ駅長は欲が無いねえ。自分のことをお願いすればいいのに」

「そうですねえ……」


 私が願い事を思いつけずにぐずぐずしていると、猫中さんはポケットから短冊とこよりを取り出して「大穴的中」と書いてネズミモチの枝にくくりつけました。

「これで、今日の福シミャ競馬『七夕賞』はいただきだ!」


 ただ、実際にはそのあとに行われたレースで、猫中さんは的中しなかったみたいです。

 さすがに賭け事の願いは簡単には叶えてもらえないのでしょう。

 

 午後からはすっかり夏空が広がって、猫ヶ浜海水浴場へ向かうお客様も数多く猫山駅を利用して下さいました。

 今年の夏も、多くのお客様に安全で快適にご乗車いただけるよう、みんなでがんばっていきたいと思います。

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