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いろんな(メディア的な)ジャンルに想いを馳せて ディテール『ルパン三世 カリオストロの城』

 もしかしたら、有名な話。

 ボクの記憶の出処は双葉社アニメムック『ルパン三世 カリオストロの城 設定資料集』。


 インタビューに答えてくださったのは誰か忘れました。



 ディテールにこだわる……っていうのは、小物などのアイテムによっても人物を語ることだと思っているのですが。




 『ルパン三世 カリオストロの城』。


 実は、“世界的な大泥棒が、犯罪国家という裏の顔を持つ国の成り立ちや陰謀から、王女を救い出す”という物語とは、少し違います。


 実は、もう一味、加わってるんです。


 それは、“絶頂期を過ぎた天才が、衰えを感じながら、返してなかった借りを返すために、もう一踏ん張りする”話なんです。


 ルパンが大ケガしてるのでわかりにくいですが、あの荒い呼吸は、ケガのせいだけではないのかも知れません。



 人生の絶頂期を過ぎた大泥棒。


 それを象徴するために1番難航したのが、ライターの設定。


 世界中のメーカーからカタログを取り寄せて悩み、高級な宝石をちりばめたオリジナルを描こうか、ともなったそうです。


 で、もう1度、キャラクターを見つめ直した。


 『思い通りにならないことなんて無いと人生を謳歌し、世界トップレベルのあらゆる名品や一流品に触れてきた男は、最後に何を選ぶだろうか?』と。


 で、出た結論が、

『「火がけば、何でもいいよ」と思うんじゃないか?』。

 そして、100円ライターに決まったそうです。


 ただ、「そのライターが点かなくて、あんなことになるんですけどね(笑)」と、自分でツッコんでました(笑)



 この作品には3度の食事シーンがあります。

 宿屋で次元と奪い合うように食べる。

 ケガをして「12時間ありゃあ、ジェット機だって治らァ!!」とドカ喰いをする。


 この2つが、非常に食欲をそそる豪勢なもので、気づかれにくいですが、伯爵家を見張る場面。

 カップラーメンのウドンを食べてます。

 実は、これも、100円ライターを採用したのと同じ意図があるそうです。



 とても若々しく見えるルパンですが、実はオジサン設定なんですね。




 ここでは、作品製作にあたってのこだわりを紹介しましたが、実は、「もしかしたら、関係あるかも?」な話があります。


 記憶の出処は覚えてませんし、かなりのうろ覚えなのですが……。


 ルパン三世劇場版の、“幻の3作目”。

 宮崎駿さんご指名による、押井守監督作品。


 ストーリーは、

『ルパン三世が米軍基地から核弾頭を強奪。

 東京都民の命を人質に、政府を脅迫する。

 銭形警部が指令を受けてルパンの足跡を辿り、遂に直接対決に持ち込む。

(これは、押井守作品を好きな方なら、「ああ!押井監督が好きそうな粗筋(笑)」となる、後にいろんな作品で見られるパターンです・笑)

 しかし、ルパンが予告した時刻を迎えてしまう。

 それなのに、何も起こらなかった。

 なぜなら、ルパン三世とは、皆に愛された架空の人物だから……』

 と、いうもの。


 日テレの偉いさん方たちから

「何じゃこれは!?

 意味がわからん!

 もう、アイツは関わらすな!」

と大激怒を喰らって、握り潰されたそうです(笑)



 押井守さんの言い分(言い訳?)によると、

「宮さんから直々に指名されたのは、宮さんが育てて国民的キャラクターになったルパンを、ボクの手で終わらせてくれ、という意図だと思った」そうです。


 もし、そう思った理由が、指名を受けたことだけではなく、『ルパン三世 カリオストロの城』に“絶頂期を過ぎた天才”という設定を読み取ってのことだったら……。


 『天才(押井監督)は天才(宮崎監督)を知る』みたいでカッコ良いなぁ、と思うんですが……。


 残念ながら、そんな情報はどこにもありません(笑)


 真相は、どうなんでしょう……?




 追記

 押井監督作品、Wikipediaでは内容も経緯も違っています。

 ボクは、何の本で読んだんだろう?

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