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音楽表現 もしかしたら大群を斬り抜ける乱闘場面でも使えること

 『それが答えだ』の話。

 もう、うろ覚えです。



 主人公はマエストロです。

 物語のヤマ場は、コンクールでの演奏シーンでした。



 物語を伝える手段に【音】がないジャンルでは、とても苦手な分野です。



 小説やコミックでは、演奏者や観客の盛り上がりの表現で、なんとか興奮を伝えようとする、というところでしょうか?


 小説なら、楽器の名前や音や音色という言葉に形容詞を加える方法もあります。


 『青春デンデケデケデケ』はオノマトペを持ち込んだことが画期的だったと、斎藤美奈子センセイの『文学的商品学』で読んだ記憶があります。



 『それが答えだ』の場合は、語り手である主人公の回想や、共にコンクールに臨む生徒たちへの想いが綴られていたと思います。

 そして、「神よ、この音楽を聴け!」の心の叫び。


 音が文章によって正確に再現されたわけではありませんが、ボクには主人公の表情が思い浮かび、音楽も想像の中を流れました。


 ただし、これ、フェアな意見ではありません。


 ボクは、このドラマが大好きで何度も視ていたんです。


 ドラマを視ていない読者たちも、ボクと同じ想いに連れていってくれる技法なのかというと、断言はしづらい。


 ただ、こーゆー方法もあるのか、と感心した記憶があります。


 でも、よく考えると【演奏者の盛り上がりを伝える】という、すでにあるテクニックなんですね。



 それでも、いろいろ使えそうだな、とは思います。

 正確に伝えるには情報量が多すぎるような事柄、そーゆーものの表現手段として。



 そして、これが一人称小説でなければできないのかというと、そーでもありません。

 三人称小説も同じようにできます。


 ただ、個人的な意見としては、ボクは一人称小説での表現の方がしっくりきます。


 一人称小説の方が、【物語の中にいる感】がするので。

 ボクの場合。

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