表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/44

いろんな(メディア的な)ジャンルに想いを馳せて 【特攻天女】の話(少しネタバレ)

 本来なら起読性の③のハズなんですが、それは、いずれ別の機会に。


 エラい先生が持論を展開してる連載ではなく、ダメな書き手の手探り奮闘報告なので、話題がアチコチに行ってしまいます。



 それに、“一人称”小説に限らない内容にもなってたりもします。




 さて、今回は、単純にボクの嗜好、“心が解決する話”が好き、って話です。




 まず、“心が解決する話”の定義。

 主人公が、ドォーンと物理的な手段で解決しない話です。

 なんというか……“あらすじ”ではなく“キャラすじ”と言うのかな?(“キャラすじ”はボクの造語)

 “そこに居たのが、その登場人物たちだからこそ、そーなった”みたいな話。

 で、そこには、愛や優しさや誇り、または登場人物の魅力がある話。



 例としては……

 【幽☆遊☆白書】で浦飯幽助が魔界の1勢力を継いでからの展開って、ボク的には、だいぶ“キャラすじ”です。


 【クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲】で、幼稚園児の主人公が、鼻血を吹き出しながら階段を必死に駆け登り、相手を非難する言葉ではなく「そんなことしちゃダメだぞ」って訴えるだけの展開って、ボク的には“心が解決する話”です。




 で、スゲーうろ覚えで最終的にはどーなったか覚えてないのに、「すげェなあ……」と物語の着地に唸りながら感動した記憶だけある作品があるんです。

 “心が解決する話”として。




 【特攻天女】。

 週刊チャンピオンの連載だったかな?



 たぶん、知っても充分に感動できる(と思う)範囲でネタバラシます。



 地元で圧倒的な勢力を誇る暴走族連合のリーダー。

 冷酷で悪魔的と怖れられるレディースのトップ。

 2人は古くからの知り合いで、1人の少女(主人公)にメロメロです。


 まっすぐで打算無く優しい、レディースの特攻隊長。

 彼女を大好きで、そのままの彼女でいて欲しいと願っています。



 ドタバタとにぎやかな日々を過ごしますが、別の地域で巨大化したグループとの抗争になります。


 それは、2人の過去から始まっていました。



 主人公と知り合う前、すべてを否定し憎んでいた頃、2人(ともう1人)がよくやっていた“遊び”。


 カップル狩り。

 恋人同士のデートを襲って、男の子を叩きのめし、その目の前で女のコを強姦します。

 ただし、1つだけ提案するんです。

「あなたが死を選ぶなら、彼女は助けてあげる」。


 何1つ罪悪感も無く、繰り返していた“遊び”。


 ただ1人だけいたんです。

 その場で舌を噛み切って、死を選んだ少年が。



 約束通りに無事に解放された恋人の少女。



 彼女は、本来の自分の姿も生き方も捨て、復讐の為に圧倒的なカリスマ性を持つ暴走族リーダーの恋人になります。



 この抗争は、彼女が時間をかけて積み上げてきた復讐でした。




 すべてを知った主人公は、レディースのトップの彼女に絶叫し、慟哭します。

「なんで!なんで!そんなことをしたんだオマエはぁぁぁぁぁっ!!」


 トップの彼女は思います。

 正直なことを言えば、今でも罪悪感は感じない。

 ただ、このコをこんなに悲しませてしまったことだけが辛い。


 彼女は、愛する気持ちは持てましたが、本質は変わっていないのです。


 彼女は言います。

「もし、あなたが代わりに償うつもりで傷ついたりしたら、私は絶対に相手を殺す」



 いろんな想いがグチャグチャに絡み合って、“善悪”とかそんな物差しでは答えが見出だせない、ドロドロの状況の中で、抗争は1つの結果にたどり着きます。


 それを“答え”と受け止めるのは、主人公たちに愛着が湧いてしまった読者の身勝手な価値観かも知れません。


 ただ、その当時に読んでいたボクは、「着地させやがった……」と、感心し、納得してた気がします。


 そして、この、理屈を越えた決着は、“心が解決する話”だからこそだな、と、“心を解決する展開”というものの可能性について考えさせられました。




 ボクの稚拙な解説では、上手く伝わっていないと思うので、【特攻天女】、マンガ無料サイトででも捜してください。(あるかな?)


「あ……こりゃ“心が解決する話”じゃないと、どーにもできんわ」と納得してもらえ、いろいろ考えさせられると思います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ