第五話「帝都到着」
「よし!着いた!今度こそついた!」
《今度は着きましたね。》
うん、帝都、何かすごいことになってる。
異形化した虫ブンブン飛んでるし、壁には蜥蜴かな?デッカイのついてる。
《まさに魔境ですね。》
「人族、ダメかも?」
どうする?てか何ができる?
取り敢えずモンスターを狩るか?いや、多分意味ないな。倒してもどんどん変異する。
《原因を探るしかありませんね。》
「ああ、蜥蜴のモンスターが帝城の壁に張り付いてるし、いつ人が変異してもおかしくない段階まで来てる。」
阿鼻叫喚。帝都はそんな感じだった。
《この街では今日は何か予定されていたのですか?》
「う~ん、いくつかあるな。確か、今日は兵の士気を上げる為の演説と新兵器の御披露目、あとは亡くなった兵士の慰霊の式典が予定されていたはずだ。今の時間は・・・。」
≪太陽の角度から見て正午の少し前、11時半と言ったところですね。≫
この聖剣まさかの時計機能付きである。
「なら、皇帝の演説の真っ最中かな?」
パレードとか振る舞い酒とか細かいイベントもあるがまぁ関係ないだろう。
≪この騒ぎに乗じて他国が攻めてきたりは?≫
「その辺は仲間に色々やってもらって押さえてる。」
≪色々ですか?≫
「色々だ。」
物資とか情報とかの妨害工作はもちろん権力や権威を使ったら説得なんかも行ってみた。
まぁ小難しい事は仲間任せだ。
≪普通に考えて新兵器の御披露目が一番怪しいですよね?≫
「だな。」
ちなみに一見のんびり話しているように見えるが現在は広い帝都の街中を爆走中だ。
目に入ったモンスターも倒している。
ぶっちゃけそんなに強くないのだ。
中には強敵もいるが雷の魔法を付与して頭とか背中に投げたら一発KOである。
≪ちなみに新兵器ってどんなやつですか?≫
「聞いた話によると巨大・・・・。」
ズンッ!と下っ腹に響く衝撃が帝都の石畳を揺るがした。
≪おお!なかなかいいセンスですね!カッコいいです!≫
「・・・こういうの好きなの?」
帝都の中央にある帝城の前の広場にそれは立っていた。
うん、こっからでも見えるよ?
《あれが、新兵器。》
「ゴリアテ級汎用型アダマンタイトゴーレム
゛オルフェウス零号゛だ!」
スケッチを見せてもらってたけどやっぱ実物はカッコいいな!




