魔人
2話です
荒川の言葉に即座に他の記者が反応を示す。
「横から失礼します。荒川先生がおっしゃった魔人とはどのようなものなのでしょうか?」
「漢字の通りですよ 魔法の魔と人間の人という漢字の」
記者は荒川の解説が理解できないようで質問を重ねる。
「すみません やはりよく理解できません。もう少し細かく解説してもらうことは可能でしょうか?」
[分かりました」荒川は記者の言葉を受け取り細かい解説を始める。
「魔人というのは、人間と同じ姿をしています。内部構造も人間に近いですが決定的に違う部分もあります。」
「それはなんなのでしょうか?」興味を抑えきれなかったのか一人の記者が興奮しながら尋ねる。
「魔人には、我々が魔力と呼称している力を使用する機関があることです。」
「魔力ですか……」
どこかの小説やアニメに多々登場する物を皆がイメージする。
「科学が発達したこのご時世にそんなものが存在しているのですか?」
先程まで真剣そのものだった記者の顔は徐々にあり得ないやばかばかしいなどといった否定的な表情へと変貌させていく。
「存在しています。信じられないのも当たり前です。」
荒川は自分の黒い眼を指さす。
「私もこの眼で見るまで全く信じられませんでしたから なので、ここにいる皆さま………いえ、この記者会見を画面越しに見ている世界中の人々に見て頂こうと思います」
「具体的にはどのようなことをするのでしょうか?」
「燃え盛る炎をこの会場の空中に出現させます。もちろん天井などに燃え移ることはないので安心してください」
荒川は記者たちに一応の確認を行う。
「では、開始します……と言いたいことですが私は人間なので魔法をつかさどる機関を持っていません。なので、その機関を持つ者に実演してもらいましょう。」
その言葉を待ち構えていたかのように扉が開く。
扉からは黒いフード付きの服をまとった男が出てきた。男はフードを深く被っており顔を判別することが出来ない。
「皆さんこんにちは 私は佐々木と申します。」
「今回は私が世界中の皆さんに魔法や魔力が実在することを知ってもらいたいと思います。」
佐々木は指をパチンと鳴らす。
すると、指の先に小さなアニメなどでよく見るような魔方陣が出現した。
魔方陣からは小さな火種が突出する。天井付近まで飛翔した。
天井付近まで到達すると小さな火種は体積を大きくして天井中に広がった。
次回も出来るだけ早めに投稿したいです。




