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おまけ 料理人の小説書いてたら料理作りたくなった話

 かつてITでみんなが暮らしやすくなる、と言った人がいた。

 

 キシロ―の名で知られる彼、いや彼女は様々な差別に苛立ち、


 「あなた達など知らない、あなた達など見たことがない、あなた達のことなど考えたことなどない、


  あなた達の分などない、あなた達に我々と同じものなど与えない、


  あなた達はどっかにいって適当にやってて、私達に迷惑かけないで。」といった声や

 

 その不合理に抗うべく実力を付けても、不当に評価されている者のいることに腹立っていた。


 彼女は言った、障がいがあってできないとか言われていても、アプリで補うことも出来るかもしれない。

 

 障がい者が「できないのだからしょうがない」ではなく、仕事を簡略化したり、補佐したり、生活のしやすいように、


 そんなことが出来ないものか?


 彼女はその理想のまま突き進み、そして会社を売り、その座を退いた。




 彼女は、私の小説にだけ存在する人物だ。

 

 いくつかの高名な実在の実業家をモデルにした感は否めないかもしれない、


 それでも名の知られている人のほとんどは男性で、


 本ばかり読んでいる私は、なんでこの棚男の人の名前だけなんだろう。

 

 女性作家と同じ、半分ぐらいいてもいいんじゃ、と思った。



 私はインターネットも詳しくないし、その時代も知らない。


 そんな私だけれど、半年前ほど、プログラミングの勉強を始めた。

 

 まだどんな言語でどんなものができるのかようやく少しずつわかった所だけれど、


 最近何かを開発して、彼女の理想を、僅かでも生かせればと思うようになった。


 

 オトコシャカイにタタカイをイドム。つもりはない。

 

 男社会だと思うほどIT業界を知らない。


 どちらかといえば会社に所属する方が最終ゴールとしていいとさえも思う。


 それでも会社にいながら趣味で開発する人は沢山いるし

  

 そしたらそれが副業になればいいと思っている。


 会社の面接で持っていくつもりで作っているアプリも完成できないかもしれない、


 いまだって面接向きじゃないかもしれないことに思い立ってプロジェクトから見返して別なのを作るつもりだ。

 

 アプリを完成させて、もし面接の結果が振るわなかったら


 自分で会社を作る、つまり自営業というのも考えるかな、ぐらいのノリだ。



 ってか料理人の小説書いてたら料理作りたくなったぐらいの話なんで聞き流してもいいと思います!


 でも殺人の小説書いても実行は駄目よ……。

 

 あと小説の更新もなるべくちゃんとやりますからね!

 

 

 

 

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