3話 訓練所
さて、今日もやって来ました生肉!今はただ、訓練所での食事を楽しみにしているヌラトードです。
「どうしたんだヌラトード、いきなり1人で笑い出して」
「いや、ちょっと楽しみなことがあってね」
「楽しみなこととは、訓練所のことか?」
「うん、僕行ってみようと思うんだ」
「そうか。さすがは俺の息子だ。しばらく寂しくなるが、俺たちのことは気にせずしっかりやるんだぞ」
「そうよ、体に気を付けてね。卒業してまた会う時を楽しみにしているわね」
「父さん、母さん。ありがとう。僕、頑張ってくるよ!」
「ああ、頑張るんだぞ」
「そうと決まればすぐに行こう。準備を始めるぞ」
「うん」
そんなこんなで、準備が終わり、村の隅にある訓練所へと向かったのだった
「よし、着いたぞ。ここが訓練所だ」
「うわあ、しっかりしてるね」
「それじゃあ、私たちは帰るわね。元気で」
「うん、わざわざここまで来てくれてありがとう。僕頑張るよ」
いよいよ訓練所に着いたな。とりあえず中に入ってみようかな?と思って歩き出そうとしたら、なんか目の前にゴブリンが現れた。
「おい、お前。訓練所に入りたいのか?」
「うん。そうだよ」
「なら、この俺様に何かよこせ!そうすれば案内してやる」
「ええ~、いいよ。自分で行くから」
「そうか、じゃあお前は俺様のいう事が聞けないんだな」
そう言うと、目の前のゴブリンはいきなり殴りかかって来た。
「え?なにするんだよ!」
「なにって、お前が俺様に逆らったからこれからお前を躾けてやるんだよ」
「はあ?お前は何様なんだよ?」
「俺か?おれは俺様だ!」
ぼそっ 「だめだこいつ」
「あぁ?なんか言ったか?」
「さあ?」
「お前俺様をばかにしてるだろ」
「もういいだろ、お前のその醜い顔を見てると、吐き気がするんだよ」
「てめぇ、よくも言いやがったな」
そう言うと、また殴りかかってきたので、足を引っ掛けて転ばせてみた。
「うわぁーーーーーーーーーーん」
え……何こいつ。一回転んだぐらいで泣き出したんだけど。
「どうしたんだ?さっきまでの威勢はどうした?」
「うぅ~、ぐすっ。すいませんでした」
とか言って土下座をしてきた。
「あっそ、じゃあおれ行くから。あ……そうだ。お前もう二度とおれの前に現れるなよ」
「はい、わかりました」
よし、最初っから邪魔が入ったけど、これでやっと訓練所に入れるな。




