私が子供の頃に見抜けなかった事
私が子供の頃に見抜けなかった事として以下があります。
人を威圧して何かを強制しようとしてくる人間は、それが大人や先輩であろうと只の害悪の異常者である。
人間は自分をベースに他人の思考を想像します。
私は一番身近にいた親などとは語らず、勧善懲悪の社会正義がベースとなったメディアから社会認識という物を学んで育ったお人よしだったので、無意識にこうとらえてしまっていました。
・この人は自分とその将来を思って、厳しい事を言ってるんだ。
・大人が怒っている、つまり相手は正しくて、怒っている勢いに見合うだけ自分が悪い事をやってしまったんだ。
違いますね。
世の中の人間の99.999%、よっぽど頭の狂った聖人でもない限り、人の人生に責任なんて取れません。
それが分かってるから、横から眺めながら慎ましく黙っている。
それが普通の姿なんです。
自分があれこれ言ってその人に何かをやらせて、結果が良く無ければ責任は取れないんですから。
人に対して怒り、何かを強制し、圧力を感情と共にぶつけてくる人間ってのは、ただ幼稚で自己中心的なだけなんです。
子供の目線ではそういう人は偉い立場にいて責任があるから、張り裂けそうなプレッシャーでそう言う事を言うんだととらえてしまいます。
違います。
そういう奴は大抵無責任です。
絶対に責任は取らないし、責任を取るような状況からケツをまくって逃げまくります。
本質的に自己中心的な奴が、人のために自分の身を犠牲にして、体を張る訳がないんですよ。
偉そうに人に圧力をかけて怒り、人の人生を捻じ曲げてしまって不幸に陥れたとして、そいつは一切責任を取りません。
もし事件にならずに済ませる事が出来る、子供の時代であれば、そう言うやつは殴って制裁すべき相手です。
子供の喧嘩で済みますから。
むしろ社会正義のために、子供のころからそうやってそういう奴を躾けておくべきです。
そういう感情むき出しで人に圧力をかける奴が、じゃぁ外の本当の恐ろしい敵に向かっても同じように勇ましく戦えるか?
一気に黙って借りてきた猫になります。
沈黙です。
自分より立場が弱くて反抗出来ないと見た相手にだけそういう態度を取っていて、誰に対しても平等に取っている訳では有りません。
大人社会で、役職的な立場が同じでもです。
相手が明らかにヤバイ、チーマーっぽくてキレて殴りかかってきそうな相手ならそういう奴は大人しく笑いながらご機嫌を伺います。
本当に人の事を思って熱心に怒る立派な大人であれば、相手がどれほど恐ろしい相手だろうと勇気を振り絞って怒るべきなんです。
でも世の中でイキり散らす大人の99%はそれを出来ないでしょう。
だってただの幼稚で自己中心的な異常者なんだから。
あ、あとそういう奴の言う事をまともに聞く必要も無いどころか、少しでも嫌だなと思ったら逆らうべきです。
自分に被害を与えようとしてるんですから。
とにかく世の中の人間は慎ましいのが普通で正常。
それ以外は異常者とぶっ壊れです。




