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第一話 ソノ者最強ニツキ

ある作品読んでたら作りたくなってきたやつです。なるべくあの作品とは違うようにしたいです

地球。


それは様々な生物が住んでいる、母なる星。他の惑星にもこの星のように住みやすいところは多分ないと思う。生きてくために必要な水もあるし、木々も豊富だ。


で、まぁ……そんないいところだと、一部のトチ狂ったやつには素敵に見えて、んで欲しくなるわけで……


「ーーーーーーー!!!」

《A町のみなさま!お逃げください!獣級の災害です!!》


そんな必死に人を逃がすように促す声と、化け物のような叫び声が同時に耳に入ってくる。耳を塞いでも、さほど意味がなく頭がガンガン揺れる。


まぁ、簡単に言うと、俺がいるこの地球は日々侵略者とかに襲われてる。そんな怪物怪獣怪人に警察なんかが歯が立つわけがない。


昔、多分俺がまだ生まれてない頃に、その頃にすでに生まれていた、まさしく英雄ヒーローと呼ぶにふさわしい者がいた。


それがトップになり警察とは違う組織を作った。それの名前はヒーロー連合。これが、怪物とかと戦う俗に言う正義の味方だ。


そして今建物の陰に隠れながら息を整えているこの俺。大山サトシも


「これが初仕事ってわけだ……気を引き締めて行くぜ……!!」


英雄ヒーローの卵である。



◇◇◇◇◇



ワイワイ……ガヤガヤ……


結構あっけなかった。俺が飛び出した時にはその災害は応援に駆けつけた数多くのヒーローにフルボッコにされていた。俺もせめてもの報いとかあれとかを込めて石を投げつけた。これで俺の仕事は終わっていた。


「まぁ、俺はまだ八級だしね……戦えってのが無理な話よ」


そう、ヒーローというのは級によって明確に強さが分かれている。因みに八級だと、一般人に毛が生えた程度の力しかない。よく考えたら、そんな者でもヒーローになれるあたり、世も末だ。


「俺もせめて……四級ぐらいには……」


そう言いながら俺は大きく伸びをしてみる。着てる服はヒーロー連合の支給品のジャージだ。髪も黒いし、もしかしたらジョギング中の学生と見られてるかもしれない。まぁ、頭にゴーグルをつけてる学生なんていないと思うが。


「……お、星が綺麗だな」


ふと空を見上げると星がたくさんときらめいていた。都会なのにここまで綺麗に見えるのはある意味奇跡かも。


そんな時キラリと輝く流れ星が見えた。俺は思わずおっ。と声をあげる。流れ星に願いを言えば叶うというのはよくある話だ。神様とかは信じてないが、まぁ、占いなら信じてもいいだろ。


(強いヒーローになりますように……)


そんなことを目を閉じて3回ほど繰り返す。流れ星が消えるまでに3回繰り返さないと意味がないと聞くが……まぁ、いいや。


「おっ、まだ流れてるじゃんか」


目を開けると、流れ星がまだ流れていた。その流れ星は5秒。10秒たっても消えることはなくて……それどころか


「えっちょ、だんだん近づいてきてーーー!!!」


そう言った瞬間に、目の前に星が落ちてきた。耳をつんざくような音が聞こえて後方に吹き飛ばされる。何度も体を打ってようやく止まったと思うと、その星が落ちてきたあたりには煙がもくもくとまっていた。


もしかしてあれか。隕石的なあれか?そしたら俺死んでね?でも、どこかの村で隕石が跳ねてポケットの中に入ったって聞いたことあるし……


しかし、だんだんと煙がはれていくとそこに何かが倒れているのがみえた。俺は慌ててそれに駆け寄る。それは全身ムキムキでなぜかパンツしかはいてなく、前髪を目が隠れるほどに伸ばしていた。


「死……んだんだろうな……御臨床様です」


そして俺は胸の前に手を合わせて南無南無と言ってみる。さっきまで神は信じないとか言ってたのにとか、そんなことを思いつつ。


しばらくそうした後、もういいかと目を開けてケータイを取り出す。まずは連絡しないとな。


ガシッ


すると突然肩を掴まれた。何に?いや誰に?ケータイから耳を離しながらゆっくりと振り向くと、先ほどまで倒れていたそれが肩をがっしりとつかんでいた。


「あぁ……あうあ……」


そんなうめき声を上げながらそれ……いや男か?とにかくその男は俺をつかんで離さない。もしかして俺死んだ?そんなことを思いつつ、その男性が俺の頭に手を置こうとした姿を見た瞬間に俺は気を失った。



◇◇◇◇◇



「う、う〜ん……はっ!?お、俺は……いったい……」


頭がグラグラと回ってるような。脳みそをシェイクされてるようなそんな感覚から目を覚まして俺は周りを見渡す。場所は……さっきと変わらないな。


「目が覚めたか。ここではこういうときはおはようというべきか」


いや、変わってたのがあった。いつもの風景とは違う、パンイチの大男が俺を見ていた。


「時間的にはこんばんはだと思うけどな」

「そうなのか……チキュウというのはめんどくさいところだな」


そう言いぶつぶつと呟き始めるその大男。改めてそいつのことをじっくり見ると、ムキムキでパンイチで……変態と言われても疑わない。というか変態だと思う。


「ところで、お前は何もんだ?ここら辺に住んでるやつじゃないと思うけど……」

「ふむ……我の名前は『コウリュウ』と言う。こことは違う別世界からやってきたただの学生だ」


お前みたいな学生がいるかと突っ込みたかったが、もっと先に突っ込みたい言葉を聞いてしまった。別世界から来た?何を言ってんだこいつ。


「そうだ。話を変えるが……この世界で強いやつといえば誰だ?」

「は?強いやつ……?いきなりなんだよ。まぁ、強いやつといえば……そうだな。ヒーローってのは級で強さを分けられてる。下から数えて十から三。そっから準二、二、準一、一。そして最高レベルの超級。つまりは、超級の奴ら……えっと、四人しかいないから『ヒーロー連合四天王』って呼ばれてるけど、そいつらが強いかな」


因みに俺は言った気がするが八級。つまりまだまだ下っ端の雑魚。九と十級には人がほとんどいないから八級が最弱とも言える。


そこまで考えてコウリュウを見ると腕を組み下を向いていた。つまりは話を続けろというわけか。俺は仕方なく話を続けようと口を開けた。


「四天王の四人についてだが……まぁ、強い奴らにはだいたいついてるが、そいつらは通り名をつけられてる。一人ずつ説明するとだ。魔法を使い戦う魔法少女"妖女"ルルゥリ・フォワード。その剣には常に新しい血が付着している。"鮮血"ブローグ・ストルゥン。相手のどんな野望すら撃ち砕く拳の持ち主。"破願"杏茉莉シンムォリー。そして、四天王とヒーロー連合のトップ。幾重にも重なった赤い血が黒く濁るほどの年季の持ち主。"紅帝"氷室笹秋。こいつらが、多分この世で一番強いやつらだ」


俺のことではないが何故か自慢げに話してしまう。まぁ、そんだけ偉大ってわけだ。コウリュウはというとふむと一言だけ呟いて口を開けた。


「そいつらと戦うにはどうすればいい?」

「戦う?そんなの……って、はぁああぁああぁあぁあ!!!???」


こいつ今戦うって言ったぞ!!あんな化け物相手に戦うとか言いやがった!なんで命知らずなんだこいつは!バカなのか!


そして俺はコウリュウに詰め寄る。襟を持とうにも襟がないため肩をガシッと掴んでグラグラと揺らす。


「お、おま!俺の話を聞いてたのか!?お前が思ってるより四天王は化け物なんだ!!勝てる勝てないじゃない!殺されるだけだ!!」

「ふむ、確かに殺すのは嫌だな」


テメェが殺されるんだよ!そう叫ぼうとした。でもそれは次の瞬間に掻き消される。


ドシン!


そんな地響きが聞こえて俺は思わず飛び跳ねる。するとどこからか大きな獣咆哮も聞こえてきた。俺は頭に響きその声に顔を歪めながらどこにいるか視線を動かす。


そんな俺の視線の先にヤツはいた。東京タワーより少し小さいぐらいの巨大な怪獣がそこにいた。目をギラギラと輝かせて、大きくまた吠える。


と思うと、その口の中から巨大な火の玉が飛び出してくる。それは大きく弧を描き俺の視線から消えるが、その数秒後大きな爆発音と広がる火の海で何が起こったかを察するには十分……いや、十二分だった。


「に、逃げろコウリュウ!!速く!」

「貴様はどうするつもりだ?」

「俺は、俺は戦う!時間を少しでも稼ぐ!俺だってヒーローの端くれだ!!」


そうだ、俺はヒーローだ。あの日見たあの人に憧れて、この世界に入ってきたんだ。たとえ頭がいかれている変態だとしても、俺は救いたい。


そして俺は一気に駆け出した。後ろからコウリュウの声が聞こえてくるが、俺はそれを聞かないふりをして走り出す。いいから、速く逃げろコウリュウ。そんな願いが通じたのか、ふと後ろを見るとコウリュウの姿が消えていた。



◇◇◇◇◇



「やいそこの化け物!!大人しくなれ!!」


あの怪物がいるところまで走ってきた。あたり一面は焼け野原になっており死臭が漂っていた。



その怪物はギロリと俺を見る。俺はピクリと体を怖ばさせるが、ここで逃げるわけにはいかなかった。震える足を叩きつつ俺は一歩前に進む。


「俺だって、俺だってヒーローなんだ!!戦わなきゃならないんゴフォ!!!」


そんなことを言っていたら怪物が尻尾を器用に降って俺の横腹に思い切り叩きつける。横に吹き飛ぶされて口から血みたいなものが吹き出る俺。あぁ、あっけねぇ。あぁ、情けねぇ。


結局俺は、あの人にはなれない。あの人には近づけない奴なんだな。朦朧としていく意識の中俺は壁にぶつかる。そんな俺を見下ろしながら、その怪物は口を大きく開ける。そこにだんだんと集まってくる火の玉。


ドォン!


そんな音が聞こえてその火の玉が一直線に俺目掛けて飛んでくる。だんだんと暑さと、死に近づいていくことを実感していく。あぁでも。


「コウリュウが……無事ならいい……や……」

「我が無事でも貴様が無事でなければ意味などなかろう」


そんな声が聞こえたと思うと、目の前にあった火の玉がいつの間にか消えていて、代わりに一人の男性が立っていた。相変わらずのムキムキマッチョなパンツ一枚で。


「コウリュウ……!!なんで……!!逃げろって言ったじゃねぇか……!!」

「そんな訳にはいかんだろ。貴様を置いてどこに行けるというのだ?……しかし、先ほど拾ってきたマントを持ってこなくて正解だった。多分燃え尽きていただろうな」


そう言って腕を回すコウリュウ。それをグルルと威嚇しながら化け物は見ていた。そして尻尾を降ってまたコウリュウを狙う。


バシン!


そんな音が響くが、コウリュウは相手の尻尾を受け止めていた。そんな姿を俺も怪物も驚いてみていた。


「弱いな……しかし、貴様は少しおいたがすぎた。それではお仕置きタイムと移ろう」

「GaaAaAaaAaaaAAAAaaa!!!!!」


怪物は叫び声を大きく上げて先ほどより大きな火の玉を口から吐き出した。その火の玉はさっきのより5倍ほどの大きさで離れている俺にも暑さが伝わってくる。


その火の玉はコウリュウに直撃した。一瞬光ったのに大きな爆発が起きる。俺はそれに巻き込まれて壁に体を撃ち続けられる。怪物は勝利を、俺は死を確信した。しかし


「お仕置きタイムと言っただろう?」


コウリュウは立っていた。あんな火の玉の攻撃を受けても、依然として立っていた。怪物が動揺したのを見てコウリュウは高く飛び上がる。


「必殺、デコピン」


そんな必殺技としては弱すぎる技名を言うとコウリュウは怪物の鼻の頭あたりを指でピンと弾いた。そのとき響いた音は、ズドン!と、デコピンとしてはありえない音であり。


「ーーーーー!!!???」


叫び声を上げる暇もなく、怪物の頭は潰れて破裂した。


「……なんだ、これ……意味わかんねぇ……」


そう震えながら俺は呟く。空からは赤い雨が降り注ぎ、あたりを赤く染めていく。そんな中から歩いてくる男性。あんな化け物をデコピン一発で倒した男性。


「少し汚れてしまった……すまないが、貴様の家にいかせてもらえないだろうか?俗に言う居候なるものをしたいのだが」

「あっ、ハイ」


俺はその提案を思わず二つ返事でOKしてしまった。これが俺とコウリュウ。地球最弱の男と異世界最強の男のであいであった。



◇◇◇◇◇



「なに……?もう決着がついたというのか……」


あたり一面が赤く染められている大地に立っている一人の男性。彼はかけているメガネをグイッと持ち上げてあたりを見渡した。


先ほど巨大な化け物がいたような気がしたが、気のせいだったか……そんなことを考えるが、すぐにそんなはずはないと結論づける。しかしおかしい。


「あの化け物は……見た感じ獣級……いや、それ以上だぞ……誰がやったのだ……」


そう言いながら彼は一つ落ちてるものに気づく。それはヒーロー免許で、顔写真とかが乗ってあった。


「ば、バカな……!!こんな死んだ魚の目をした八級が戦いに勝ったというのか……!!」


そい言い彼はその免許をポケットの中にすっと入れる。そしてまたメガネをグイッとあげた。


「これは、確かめないといけないな……この俺、"血医者マッドドクター"クルブルスがな」


《六級 血医者マッドドクタークルブルス・ジルガー》


そして彼はその場から立ち去っていった。


お疲れ様でした。


コンセプトは「自分が苦手なやつを全部入れて荒治療しよう」です。異世界チート、そして主人公視点の地の分。これを克服しようと頑張っております。


まだまだ始まったばかりで終わりが見えませんが、ゆっくり書いていこうと思います

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