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なんであんたがここにいんの?!




「そろそろお友達のお茶会の準備ですよ」



そうキールに言われ、思い出す。

そう、今日は共に悪役令嬢として生きたマリリンの友達、アイリン嬢とお茶会だ。



アイリン嬢は攻略対象その3、シンヒ様。このゲームの舞台である学園の生徒会長になるシンヒの婚約者である。



彼女もまた、生徒会に入ったヒロインと婚約者の仲に嫉妬しイジメ、破滅をする1人である。



そんな彼女ももう婚約済みである。



(私が彼女を破滅しないように導いてあげないと...)



「アイリン嬢、本日はお招き頂きましてありがとうございます」



「いえ、今日はいいお茶が入ったので是非貴方と飲みたいと思ってお誘いしたの」



「嬉しいわ!私も今日は最近人気の洋菓子を持ってきたの!お茶と合うといいのだけれど」



「そういえばマリリン、貴方と婚約者、アルベルト様とはどうですか?」



「え?アル?そんなには会ってないけど、」



「だめよ!もっと会わないと!!関わらないとマリリンの良さがアルベルト様に伝わらないわ!!」



そう必死に説得されて、その勢いに押され、頷いてしまう。



「そ、そうね...」


でも私は考えていた。関わらないようにすればゲームのようにはならないんじゃないかと。だからなるべく近寄りたくは無いのだけれど....



「貴方はどうなの?」



「シンヒと...?」


こくんと頷けば、困ったような顔をする。

私が知ってるのはもっと成長した彼女と、アフターストーリーだけだ。


「どうって言われても、政略結婚だし、彼は冷たいわよ」



そう嘆くように言われ、彼女の思いを私は知っているから胸が締め付けられた。


(ゲームの番外編でアイリン嬢が1番辛いストーリーなんだよね...)


「私、」「アイリン」


そうアイリンに被ってまだ声変わりもまだな少年の声がした。



「お前、っすまない。客人がいたのだな」


怒ったように言葉を紡ぐ彼に、

アイリンが死角になって相手が見えなかったので覗くと、彼も私が見えていなかったのだろう、謝罪を述べた。



「いえ。如何なさいました?」



「いやいい」


そう彼はいい出ていこうとする。



それを見て私は思ってしまった。

いや、口に出してしまった。



「破滅への道まっしぐらじゃん」



そうポロッと言ってしまい、ハッとするも、私よりおどろいたように振り向くアイリン嬢に驚いた。



「え?破滅?破滅って言いましたか?」



「あ、いや、これはっ」


どうしよう、不敬な言葉を言ってしまった



「.....もしかして、転生者ですか?」



「えっ....貴方も?」


お互い驚いたように見つめ合う。


「ここがどこかもご存知で?」



「転生前にすごくハマってて、私トラックに轢かれて死んじゃって目が覚めたらこの世界で」



「わ、私もです!私もトラックに轢かれて死んじゃって目が覚めたらここに...!」



「...トラック?高校2年の花岡高校?」


「え!私もです!花岡高校2年夏海って」


「夏海?!?!私芽衣!!」


「芽衣?!?!」


まさかの親友とゲームの中で再会しました。



「てか、私たち2人揃って破滅街道まっしぐらの悪役令嬢に転生するとはね。」


「ほんとに。てか芽衣もう破滅しかなくない?」



「そういう夏海はどうなの?」


「破滅への一本道ですが何か?毎日会いに行ってウザがられてて手遅れなんですが何か?てか目が覚めて手遅れとかありえなく無い?普通は手遅れになる前に連れてきて欲しかったわ」



「「......私たちこのままだと断頭台行きじゃん...」」

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