28.『爆発』
『爆発』
左手に爪を立てる様になり、毎日、手を洗う度に痛みに堪え、出血があると
『我慢しているなぁ~これで、少しは“心の成長”ができるかなぁ~』
と自分の成長に期待していました。
だけど、積もりに積もった我慢は、ついに“爆発”してしまいました。
今までは、
「トイレに行ってきます」
と相手に声をかける余裕があったのですが、この時ばかりは、その場で机を叩いてしまいました。
幸い(さいわい)周りがうるさかったのか、その机を叩いた音には気づかず、逆に、私が、その音を聞いて我に返りました。
そして、
「トイレに行ってきます」
と声をかけて、トイレに駆け込みました。
でも、イライラは解消されません。
いくら、左手に爪を立てても怒りは収まりません。
だからと言って、ずっとトイレにいる訳には出来ず、仕方なく作業場に戻ると、私の嫌いな人が
「大丈夫?体調、悪い?」
と声をかけて来たので
「いえ」
と否定したのですが、私の声が小さかったのか、相手に届いておらず、
「私と話すのも嫌なの?」
と言われました。
その、言葉も私の“爆発”の引き金になったのだと思います。
すぐに、手元にあった鉄の棒で左手の甲を叩きだしました。
もちろん、骨折しない程度の軽い力でしたが、トイレに駆け込む事なく、その場所で…
でも、誰も何も言いません。
隣りで仕事を進めている、嫌いな人も私に声はかけませんでした。
気付いていたのか?気付かないフリをしたのか…
その後、私は午前中の仕事の後に、職場のリーダーに
「もう、手が痛いです」
と左手を見せてペアを解消させてもらいました。
お疲れ様でした。
今回は“痛い”話しです。
しかも、自分を“痛み付ける”と言う…
コレだけは言っておきたいのです。
『私は痛い事は嫌いです。』
決して、決して“M”(マゾヒスト)では、ありません。
“痛み”に快感を覚えた事は、一切ありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




