Re:class1 「問題児」
主人公:綾瀬晃 学園の高等部1-C Bランクの風使い 日常生活に刺激を求めてあらゆる無茶をやらかす 成績は中の下 真中翔 (翡翠の激流) 学園の高等部1-C Aランクの水使い 頭脳明晰かつルックス抜群のズルい奴 晃のバカな悪ノリに便乗するのが趣味
「それでグーだぜ、グー?」
あの後、放課後に生徒指導室に呼び出しをくらい、反省文を書くハメになってるわけだが…
「そもそも晃の計画がムチャだったんだろ…」
「喜んで付いてきたのは誰だったかなぁ?」
責任転嫁が続いてるうちに翔は反省文を書き終えていた。
「はい、終わりー」
「てめぇ、ずりぃぞ!」
「お前が効率悪いんだろう?」
事実なので言い返せない。
しゃべるのと書くのがいっぺんにできねえんだよ俺は。
「…やっぱり暴きたかったよなぁ、校長のカツラ疑惑…」
晃は残念そうにうなだれる。
「じゃあ、俺先寮戻るわ」
「ちょッ、待てよ…!」
翔は何も言わず笑顔で部屋をあとにした。
◇
40分後…。
「うっし!終わった」
時計に目をやる。
7じ14ふん…
7時14分…、
やべッ!門限時間越えてやがる!
この学園は全寮制で規則さえ守ればほぼ自由だ。ただやたらと門限には厳しく、午後7時の段階で寮棟にいなければそれはそれはきつーいペナルティを課せられる。授業に関しては…まぁ問題児かもしれんが、寮の門限を破ったことはなかった。
マズいことになった…。
夜間警備と寮監に見つかんねえようになんとか寮棟まで行けやいだろうか…?
やっぱり物事に深く考え込むなんてガラじゃねーわ。
正面突破だ!!
とりあえずくつに風を纏って、生徒指導室を出て寮棟へ向かった。こんなとき風系の能力者で良かったとつくづく思う。
くつに風を纏うということは単に素早く動けるだけでなく、床とくつの間に風のクッションができ足音が無くなるのだ。
数分後、晃は中庭に出た。
規則正しく植えられている月光樹が月の光を浴びて青白く、柔らかい光を放っている。
そこで足を止めた。
誰かいる…!
更新は週1になりそうです。




