モナのおもかげ
モナは…ひょっこり顔を出す
時に、いつの間にか
時に、いきなり
時に、のほほんと
時に、しれっと
時に、じわじわ
時に、反射的に
時に、いけしゃあしゃあと
…逢いたくない気持ちが、なんとなく、あるのだろう
遭遇を避けたくなるというか…なんというか
気付いてしまうことが、何となく…悔しいというか
平凡な日常の中に、ふいに現れる…野暮ったい面影
スルーすればいいと、思うのだけれども
気にしすぎなのだと、呆れる部分もあるのだけれども
ガッツリ組んでみても、いいとは…思う
乗っかってみたって、悪くないとも…思う
モナ、モナ、モナ、モナ………………
出くわして、ちょっとあせる事もある
出くわすほどに、ちょっと気が重くなる
出くわせば、ちょっと蔑む心が顔を出す
出くわしたせいで、ちょっと自虐が顔を出す
出くわしたら、ちょっと余計なことを考える
出くわしてしまうと、ちょっとテンションが下がる
モナ、モナ、モナ、モナ………………
気付いてしまったのだから、仕方がない
気になってしまったのだから、しょうがない
モナ、モナ、モナ、モナ………………
モナが出てきて、はっとする
モナがいるぞと、息をのむ
……モナに、とらわれているものがいる
雁字搦めではないけれど、そこそこ窮屈に
攻撃性は高くないけれど、ボチボチ刺さり
大々的ではないけれど、まあまあ派手に
深刻ではないけれど、ちょいちょい真面目で
怒り心頭ではないけれど、ほのかに腹が立ち
意気消沈には及ばないけれど、なんだか凹み
私は、ほんの少しだけ…解放を願うのだ
モナに襲撃された、あの日の思い…
モナに突撃された、あの日の記憶…
モナと…いい関係を、持ち続けてほしいのだ、私は
モナ…
君との邂逅を笑い話にして、私は…前を向くよ?




