2Wars 固い決意
はるか未来…
日本は4つの国に分類された。
東都、北都、西都、南都。
東都は街が1番発展している大都会。他の国からも多くの人が集まる。
北都は農業などの発展が進んでおりビルなどはなく田舎で山が多い。
西都は東京に近く街の発展が東都の次に進んでいるが西都の方が発展しているところもある。
南都は工場が多く取引などがよくされる。ほとんどが工場や店、住宅で埋まっている。
そして青ノ空学園があり李仁がいるのは東都。
アナザーロイドが現れるようになりどこに出現したかを分かりやすくするために
4つに分けられた。経済なども進みより良い日本になっている。
朝…今日は青ノ空学園の受験日だ。
李仁は布団から出てキッチンに置いてあるパンをトースターで焼いた。
その間に服を着替えた。
「これでよし…」
着替え終わると同時にパンも焼きあがった。
パンを食べながらも家のドアのポストを確認した。
中には1通の手紙が入っていた。
封を見渡すがどこにも誰からの手紙か誰宛かが書いていなかった。
「何も書いてないけど…本当に俺宛か?」
恐るおそる封を開け手紙を取り出してみた。
手紙は折られていて今の段階では何も見えなかった。
手紙を開くと中は真っ白で何も書いていなかった。
「イタズラか?」
そう思った瞬間ビデオメッセージが流れ始めた。
「わっ…誰かのアビリティか?」
『青ノ空学園の受験生諸君…おはよう!』
「青ノ空学園?なんで…」
『今日は青ノ空学園にわざわざ来なくても大丈夫だ…』
李仁はパンを咥えビデオメッセージを聴きながらもダイビングにキッチンの方へ移動した。
『何故なら…瞬間移動のアビリティで移動されるからね。』
その瞬間、李仁は家から消えた。
手紙とパンが床に落ちた。
李仁が辺りを見渡すとそこは何もない空間だった。
「バーチャルルームか?」
周りには他の受験生も来ていた。
『皆んな、来たようだね…』
受験生たちは皆、声が聞こえた方に注目した。
上の方には窓がありそこからある人が顔を出した。
「あ…あの人は。」
『おはよう…私は青ノ空学園教頭、桑名 万平だ。』
教頭はとても優秀な青ノ空学園の生徒で沢山の人達を救ったことで
英雄とまで呼ばれている人だ。
『まぁ話している時間が惜しいからさっさと始めようか。』
辺りはざわつき始めた。
『それでは、アビリティ発動…ステージオン!』
教頭がそう言うと何もない場所から山のステージに変わった。
「森?いや山か…?」
『ここは私のアビリティで作り出したステージ。』
「あれが教頭のアビリティ。」
『ここからは君たちにバトルロイヤルをしてもらうよ…チームでね。
戦闘は1人じゃない、それぞれ入学することになればどこかのギルドチームに
所属することになる。なのでチーム力は大切だ。』
「チーム…」
李仁は辺りを見渡した。
近くには4人の受験生たちの姿が見えた。
「なるほど…あの人達とチームか。」
『近くにいる受験生たちがチームだ…まぁ1人で戦うのもアリだけどそれだと
合格の確率が大幅に減るからリスクはあるね…ルール説明はここまでだ。
それでは始めよう…バトル!スタート!』
その掛け声で皆は動き始めた。
李仁はチームを組む受験生の近くまで向かった。
皆んなが揃った。
チーム人数は5人…5人で協力して戦う。
「揃ったね。じゃぁまずは敵が来る前に自己紹介…私は逢崎 美空。」
「俺は桑名 弘大。」
「僕は伊野尾 満。」
「わ…私は天川 夏希。」
「俺は蒼天 李仁…敵はもう動いてる警戒しよう。」
5人は辺りを見渡し敵が来ないか警戒していた。
「どうする…止まってると危険だぞ。」
「ここは山だ…木を利用して走るんだ。走っていれば大抵の攻撃は防げる。」
「李仁の言う通りだな…行こう!」
5人は山の中を警戒しつつも走り続けた。
「敵は来ないようだな…」
「人数がどのくらいか…ステージがどのくらいの大きさか分かれば…」
そう考えていると前の方で木が真っ2つに切れた。
「止まれ…!狙われてる…警戒しろ。」
李仁は慎重になった。
すると予想外に上から敵が降りてきた。
「すきあり!」
「しまった…!」
「ハードチェンジ!」
現れたのは高雄 力。力は自分のアビリティで自分の額を固くさせた。
「俺の一撃喰らえぇぇ!」
「ハリケーンウォール!」
李仁はアビリティ技で風邪で壁を作った。
「くっ…風か。」
「お前…1人か?」
「あぁ…そうだが?」
李仁は辺りを見渡した。
「そこだっ!」
李仁は強い風を起こし木を破壊した。
「お前たちは嘘をついて俺たちのすきを狙おうとしてたんだろ…?」
「すごい…李仁くん。」
美空たちは驚いていた。
「行くぞ…!」
「ふっ…負けねぇよ!ハードチェンジ!」
力は自分の腕を固く変化させた。
「はぁぁぁぁ!」
「ファングトルネード!」
「ハードフィスト!」
2人のアビリティは凄まじく争いあった。
李仁の力はどんどんと増大していき力は押されていた。
「くっ…負けてたまるか!お前らもサポートしろぉ!」
力と同じチームの倉凱 翔が
李仁に向かってアビリティを発動しようとしていた。
「させないよ!フェザーウォール!」
李仁のアビリティの勢いで起きる竜巻に美空のアビリティ技を咥えて
竜巻の中でたくさんの羽根が待ってそれが盾になった。
「そんな羽根で防げるわけがない!チェインスティング!」
翔の手からは勢いよく先に尖った刃がある鎖が飛び出し李仁に攻撃しようとするが
美空のアビリティで防がれてしまった。
「なんだと…」
「終わりだ…!」
力は李仁のアビリティの強さに押されてしまいダウンしてしまった。
「次は…お前たちだ。」
「この3人は僕らで片付けておいたよ。」
他の3人は弘大、満、夏希の3人がダウンさせていた。
「よし…じゃぁ私がやるよ!」
「任せた…」
李仁は後ろに下がった。
「行くよ…フラップフェザー!」
美空の背中には大きな翼が付いていた。
その翼を大きく振り強い風を起こした。
「美空も…風のアビリティなのか?」
風は翔を飲み込み遠くへ吹き飛ばした。
そのすぐ後…美空の背中の翼は消え、落下した。
「美空!」
美空の腹には氷の刃が刺さっていた。
氷の刃が刺さっていたのは美空だけではなかった。
他の3人にも刺さっていた。
残りは李仁だけになってしまった。
「誰だ!」
「俺か?俺は芹沢 吹雪。」
「お前も1人か?」
「あぁ…仲間はやられたさ。」
李仁は辺りを見渡すが誰の気配もしなかった。
「どうやら本当のようだな…」
「仲間なんて居なくても俺は強い…お前もすぐに倒してやるよ。」
吹雪は氷を生成した。
李仁も風を生成した。
「あぁぁっ!」
風の攻撃を繰り出すが吹雪はうまくかわした。
「行くぜ…!」
吹雪は李仁の攻撃をかわしつつ少しずつこちらに向かってくる。
「近距離攻撃か…なら!ウェアハリケーン!」
「風を纏ったかだが…そんな事しても無駄だ!シングルアイススマッシュ!」
2人の拳はぶつかり合った。
「くっ…冷たい。そして俺の腕も凍らされる…」
「風が俺の攻撃を吹き飛ばそうとしてる…なんだこの威力。」
2人の攻撃は2人にとって大きなダメージを与えていった。
「お前はその力で何を守る!」
「いきなり…なんだ。」
「聞いてんだ…答えろ。」
「俺はこの力で…人々を守る!」
吹雪はその言葉を聞いて拳をより強く握りしめた。
「そうか…お前の力でか!」
吹雪の攻撃は李仁を吹き飛ばすほどの威力になった。
「なんだ…アビリティが反応してるのか。」
「お前は無力だ。」
その言葉で前までの自分を李仁は思い出した。
「確かに…俺は無力だ。この力もなんで俺が持ったのかも分からない。」
李仁は1歩2歩と足を踏み出した。
「でも昔とは違う!俺はこの力で苦しんでいる人々を守る!」
「何故だ…誰に感謝されるわけでもないんだぞ!」
「感謝…?違う俺は自分の意思で人々を守る…守るものがある!そのために俺は戦う!」
李仁は拳を強く握りしめた。
それとともに纏っていた風も強くになり風が竜巻へと姿を変えた。
「俺は…もう諦めない!」




