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1Wars 覚醒

これははるか未来の話…

人間には新たな力が目覚めていた。

アビリティ…特殊能力。それぞれが様々な能力を持つようになり

毎日が変わった。その力が目覚めた原因はまだ不明…だがその能力を

人は色々なことに役立てている。そんな中、特殊能力が目覚めると同時に

アナザーロイドという巨大兵器が現れた。

その巨大兵器により東京は破滅した。

それからというものアナザーロイドから市民や街を守る為に

アナザーロイドを撃退するための組織を国が立ち上げた。

撃退するのは戦闘向きの能力を持つものたち…

彼らは自分が持つ個性でもあるアビリティを駆使し、アナザーロイドに立ち向かう。


【東都・東京都 黎鉄市(くろがねし) (あお)空区(ぞらく)

「ふわぁぁ…ふぅ。」

主人公、蒼天 李仁。

彼は能力を持たない一般人だ。

だが今となってはアビリティを持っているものが一般人となり

アビリティ持たないものは差別されることが多い。

アビリティとは能力のそのままを意味する。

人それぞれ個性にあった能力が宿る。

李仁はいつもと変わらない生活を送っていた。

今日は中学校の卒業式。

学校へ行く準備をしているところだ。

服に着替えキッチンに向かった。

昨日買ったメロンパンを食べ、家を出た。

登校中はいつも1人だ。

李仁は差別を受けていた。

友達もいなかった。

前にいる生徒も李仁と同じ3年生だ。

「俺、卒業した青ノ空学園行くわ。」

「まじ!?」

「あぁ…ヒーロー憧れてるからな!」

青ノ空学園は誰もが知る学園。

そこは普通の高校などとは違い、アナザーロイドを撃退する為に作られた学園。

高校と同じことも学ぶがほとんどは戦闘について学ぶ。

そしてアナザーロイドと戦う…仕事のようなものだ。

「青ノ空…学園か。」

李仁は拳を握りしめた。

「俺は…無理だ。」

とっくに青ノ空学園志望は諦めていた。

学校につき教室に入った。

教室は志望校のことで騒ついていた。

だが李仁は話に入らずにいつも通りにかばんをかけ椅子に座った。


卒業式の時も志望校の事ばかり考えていた。

青ノ空学園は諦めようとしても諦めきれなかった。


卒業式は何事もなく終わり、皆学校を出た。

帰り道、また1人だった。

普通に家に帰っていると遠くの方で光が見えた。

「なんだ?」

光が気になり李仁は光の方へ向かった。

向かうにつれて光は大きく見えてきた。

「空間アビリティ…か」

光はワープホールだった。

その中からは巨大兵器のアナザーロイドが現れた。

李仁は近くにいた為とても巨大に見えた。

「アナザーロイド…」

アナザーロイドは家を壊しながら進んでいった。

しばらくして青ノ空学園の生徒たちが駆けつけた。

「あちゃ〜サソリ型か。」

「苦手か?」

「嫌…大丈夫さ!行くぜっ!」

生徒は4人ほど来てアナザーロイドを撃退し向かった。

李仁は思わず体が動いてしまいアナザーロイドの方へ走っていった。

アナザーロイドは青ノ空学園の方へ向かっていた。

「なんだ…こいつ。」

「学園の方に向かってる…早く片付けねぇとな!」

攻撃を与えるがやけにボディが硬く傷1つ付いていなかった。

「どうなってる…!」

生徒たちは苦戦していた。


その様子を何者かが伺っていた。

「ふっ…俺の能力、鋼鉄はどうだ?」

「あまり見くびらないほうがいいぞ?」

「大丈夫だろ…あいつら弱いし。」

その男はアナザーロイドを鋼鉄化してボディを強くしていた。

だが生徒たちはアナザーロイドを誰かが鋼鉄化しているなんて思いもしなかった。


李仁はアナザーロイドの近くまで駆けつけた。

上の方では生徒たちが攻撃をしていた。

「俺に…何か出来ることは。」

李仁は考えるが何も思いつかなかった。

李仁はアビリティを持っていない。

戦おうにも方法がなかった。

悩んでいると向こうの方で女の子の泣き声が聞こえた。

李仁は辺りを見渡した。

だが姿は見えなかった。

「くそっ…俺は泣いてる女の子がいるのに助けに行けないのか!」

李仁は悔しかった。

拳を強く握りしめ決意した。

「違う…アビリティがあるかないか関係ない!俺は諦めたくない!」

李仁は無理矢理にも聴覚を頼りに泣き声がする方に向かっていった。

だが泣き声がするのはアナザーロイドがいる方だ。


しばらくすると女の子の姿が見えた。

アナザーロイドの向かっている先に座っていた。

「あんなところに…」

アナザーロイドは少しずつ前に進んでいた。

「まだ…間に合う!」

李仁は全速力で走った。

アナザーロイドを気にせず真横を走り女の子の元に向かった。

だがアナザーロイドは少しずつとはいい巨大な為一歩が大きかった。

「間に合え!間に合えぇぇぇぇ!」

李仁は女の子の元に来ることができたがアナザーロイドは目の前に来ていて

逃げる時間がなかった。

「くっ!」

李仁は女の子を抱きしめた。

「大丈夫だ…きっと!」

アナザーロイドは前に2人がいることに気づいた。

だが生徒たちはアナザーロイドしか見えていなかった。

アナザーロイドは尻尾の大砲を2人に向けエネルギーをチャージした。

エネルギーが溜まりそのエネルギーは発射された。

エネルギー弾は2人に直撃し爆発した。

「俺…死んだのか。」

あたりは真っ暗だった。

「いや…俺はまだ諦めてない。」

すると遠くの方でかすかに光が見えた。

「俺には光が見えてなかった…闇の中だった。でも俺は諦めきれなかった。」

李仁は光の方へ手を伸ばす。

「能力…?関係ない。俺は守りたい、だからこそ!」

開いた手を強く握りしめた。

李仁には今までにない強大な力が自分の体の中をさまよっていた。


「あいつ…まさか!」

生徒もあそこに人がいたことに気づいた。

「嘘だろ…」

煙が消え去るとその中からは李仁と女の子の姿があった。

「あの爆発を耐えた!?」

「あの人…戦闘系統のアビリティか?」

李仁も女の子も無事だった。

李仁は手を見つめた。

「あの時…俺は竜巻を出して爆発を防いだ…のか?」

拳を強く握りしめ李仁は構えた。

「俺には…守るものがある!このちっぽけな命を…俺は守りたい!」

手から風を発した。

その風はどんどんと大きくなり竜巻になった。

竜巻は鷹へと姿を変えた。

「俺は…小さな翼でも空を舞う!諦めない!」

「なんだあの強大なアビリティ…」

生徒たちはアビリティ技に驚いていた。

「トルネードファング!」

その技はアナザーロイドにかかったアビリティを消し去り

アナザーロイドを粉々に噛み砕いた。


「嘘だろ…!」

「言ったろ…見くびらない方がいいってな。」

その男は驚きを隠せずにいた。

「デリート…」

もう1人の男がそう言うと粉々になったアナザーロイドの

ボディなどを消した。

「さぁ…戻るぞ。」

「あ…あぁ。」


李仁はかがんだ。

「大丈夫か?」

女の子は小さく頷いた。

辺りを見渡し交番を探した。

「あの…」

声が聞こえた方向を向くとそこには青ノ空学園の生徒たちがいた。

「なんですか?」

「アナザーロイド撃退…ありがとうございます。」

「いや…たまたまなんで例はいりません。それよりもこの子…」

「あぁ、その女の子はこちらで引き取りますよ。親を探しますんで。」

李仁は女の子を生徒たちに任せた。

「ありがとうございます…では。」

生徒たちは去って行った。

李仁は手をまた見つめた。

「アビリティ…俺にも。」

拳を強く握りしめ決意した。

この力で人々と街を守ることを。

「その為にも…青ノ空学園に…!」




「なるほど…あいつが例の。」













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