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プロローグ
小説の書き方とか、文章構成とか無視して欲望のまま書きなぐったものです。
読まれる方は温かい目で見てくれたら幸いです。
重力に従うように、私の体はどこまでも落下していた。
周囲にあったはずの建物は、まるで砕けたガラスのように粉々に散り、落ちていく私とは対照的に、何かに引き寄せられるように天へと昇っていく。
空に太陽はない。
光を失った冷たい闇が、世界そのものを包み込んでいた。
これが──世界の終焉。
「兄、さん……」
私にとって、かけがえのない大切な人。
その姿を思い浮かべ、震える手を伸ばす。
私はずっと、その人に憧れていた。
彼のように強く、誰かを守れる存在になりたいと、心の底から願っていた。
けれど──
その理想が叶うことは、もうない。
深淵に呑み込まれ、すべてを諦めた私は、身を委ねるように瞳を閉じた。
その時だった。
滅びに沈んだ暗闇の世界に、突如として天から一筋の光が降り注いだ。
轟音とともに迫る、眩い光。
あまりの光に、私は思わず手で顔を覆う。
「な、何!?」
戸惑いの声を上げる。
だが次の瞬間には、私の体は降り注ぐ謎の光に包まれ、逃げる間もなく呑み込まれていった。




