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短いです。
私達は無事に6年生になった。
どうか、お願いだから、雫ちゃんと同じクラスになれますよに。
どきどきして、クラスが書いてある掲示板を見たら、
2組 秋山雫
六車麗華
あった!
よかったー。これで、修学旅行は安泰だよー。
なんて言ったって、彼女は口が上手いからね。
どうにかして自分の都合のいいように変えてくれるさー。
「御機嫌よう。麗華ちゃん。」
「御機嫌よう。雫ちゃん。」
「クラス替えどうだったー?」
「2組! どっちも同じクラスだよ。」
「やったねー!」
いえーいとハイタッチした。
「修学旅行楽しみだねー。」
「そうだね。そう言えば担任の先生って誰なのー?」
あ、そう言えば誰だろ。気にしてなかった。
「えーと、どれどれ。
げっ! 田中先生じゃん。」
なんですと。田中先生。
うわ。
田中先生はとにかく評判があまり良くない先生なんだ。
気に入った子と気に入らなかった子の扱いの差が酷すぎる。
もし、先生の気に入らないことをすると、授業中でも、みんなの前で吊し上げをされると言う。
まぁ、これも噂だから、本当かどうかわかんないんだけどね。
普通に考えて、私立の小学校でそんなこと出来るわけないよねー。
でも、修学旅行、ちょっとだけ不安だなー。




