表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
流離う世界に私は  作者: 眠井ネタイ
第一章『ネメシス』篇・後日談その1
1/23

追憶その0

ここにいるのは私ともう一つの"人格"のみ。


私は今、不可思議な存在と対話している。



「いいかい?重ね重ね言うけど、今から君に観せるのはここに連なるまで(・・・・・・・・)の全て(・・・)だ。記憶という情報を直に頭にペーストするようなものだから、潰れそうになったら僕の方から無理矢理接続を切る。いいね?」

「心配してくれるのは有り難いけど、今は本当に一刻を争う事態だからそう簡単に倒れるような事にはしない。それに、これは私が絶対に知らなくちゃいけないことが詰まりに詰まっている。この"世界"とは何なのか。何をキッカケに彼は堕ちたのか。」


彼は優しかった。どこまで際限なくひたすらに。前向きで明るくて、座り込んだ私の手を温かい手で握って、文字通りその手で導いてくれた。そしてそれは私だけじゃ無かった。

でも私達は気付かなかった。気付いてあげられなかった。気付かずに甘え切っていた。いつからか彼の心に、信念に、願いに歪みが生まれて・・・・・いや、違う。その優しさこそが、仮初の強さこそが、彼の本当の歪み。


「とにかく早く始めよう。あの人達でさえ、彼を食い止めていられる時間は長くないって言っていた。」

「・・・・・分かった。だけど無理はしないで。君が倒れたら元も子もない。」


そうして、私は触れる。この世界の深淵(しんじつ)である記憶(・・)に。


「第一章、『ネメシス』篇・後日談その1」


このシーンは最終盤のほうに繋がる予定です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ