プロローグ
この世には怪異、異能、神話生物といった人ならざる者が存在している。アンノウン事変と呼ばれる約100年前の出来事によって霊媒師、魔術師、祓魔師といった原種の能力者と人智を超えた異質な新種の異能力者が表社会で公になった。その時に各国の代表を集め、新たに「異能特務機関」を発足し紀年法も新しく新世紀0001と改訂され歴史は続いていく。
ー新世紀0014 異能事変
異能力を悪用し各地でテロが引き起こされた。それに対し政府は原種の能力者と軍を派遣し鎮静化させる事に成功したが、この事件がきっかけで異能力者を危険と認定し各地で迫害と差別が起こるようになった。異能力者というだけで蹂躙され、奴隷のように扱われた。
ー新世紀0067
ある一人の男が異能力の迫害と差別をなくす為、世界各地を飛び回る。そこで得た経験と仲間たちを連れて莫大な権力を持った異能特務機関に対話を試みる。数ヶ月にも続く話し合いの結果、能力者を束ねる「異能犯罪防衛軍」略称「異能協会」が設立される事になった。異能協会を設立した事によって能力者の拠り所として差別や迫害などを減少させていった。協会を中心に小さな異能組織が増えていき、現代では異能協会と並ぶ組織へと成長を遂げている。
ーそして現代
能力者に対する差別や迫害は減り、社会にも受け入れられるようになった。能力者の情報も出来るだけ秘匿され一部の人には都市伝説として扱われるようになった。こうした平穏な日常が送られている。
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日本にある大きな港町「神代町」そこには多くのレンガ倉庫や客船などが出入りしている。反対側にはまだ開拓されていない森林が生い茂っており中心にはマンションや住宅街、繁華街が広がっていた。その隅には無法者は滞在する孤狼街と呼ばれる地区も存在する。
森林の中に佇んでいる大きな学院「神聖学院」には多くの才に恵まれた生徒が通っている名門校だ。その学院に通っているのは探偵の才を持った少女がいた。
ー名前は星野燈、金髪に水色の瞳にトレードマークの黒いリボンを付けている17歳の女子高生だ。




