前へ目次 次へ PR 36/98 闇より出ずる 漆黒の闇の中で、ただただ虚無を感じて、沈んでいく 沈む私を何かが必死に引き上げようとしている 私は漆黒の闇の中から出るつもりはない けれども引きずり上げる力の方が強く、私は闇より光の中へ放り出される ……朝…… 目覚めの時間 それはこの世で一番悲しい時間 目覚めの悲しさ、生きているという悲しさ、死んでいないという悲しさ…… また、苦痛の光の空間が扉を開けた 私は今、生きているという現実を前に、また今日を生きる 明日の事は考えずに