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詩をうたう
私は詩をうたと表現する。
私は詩を心の写し鏡だと表現する。
私は詩を見ながら聞くモノだと考えている。
なぜなら詩は、短い文章の中に世界を描き、他者の心を揺さぶるから。
なぜなら詩は、その儚い文に全てを費やした命そのものだから。
私は詩をうたと表現する。
詩は宙を舞い心に降り立つ。
喜び・怒り・哀しみ・楽しみ、この全てを短い命の中で強く表現する。
私は詩をうたと表現する。
私が詩で心を動かされるように。
歌も心を動かす力があると思うから。
歌も詩も『うた』だと、そう信じている。