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書く事・読む事
【話上手は聞き上手】と申します。
それでは【書き上手は読み上手】と言う事になるのでしょうか?
私の心は万物・万人と同じく解読不能なパズルのようなモノ。
しかし、猪突猛進な部分も持ち合わせ、『書く事』に執着心がかなりある。
これでは【読み上手】どころか【書き上手】にすらなる事は出来ない。
幼少の頃は、書を読むのが好きであった。寝る間を惜しんで書を読んだものだ。
しかし今はどうだ。活字嫌いを筆頭に、読む事を躊躇し、書く事に没頭している。
これでは【話上手は聞き上手】もとい【書き上手は読み上手】に限りなく遠い。
溜息が大きくこぼれる思いだが、しかし頭に溢れ出る思いを止める事叶わず、ここにまた『書』を書き留めている。
人の心に響く『書』を書き留めていきたいと思う一方、心に響く『書』を熟読しなければ、という思いに駆られ私の心は葛藤する。
あぁ、我が愛する読者達よ。この心、鎮むる為には如何な手段をとればよいのであろうか。
葛藤の中で葛藤し、私の心は虚無の海に一歩踏み出しそうだ。