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京の想い

 

 我々の繁栄のために利用できるものはすべて利用する我らは特別な存在、そう神に選ばれたのだから……


血の涙を流しながらいる俺は、ずっと頭の中で響く声を聞く


「早く、逃げろ……」としゃがれた声でいうと、敵も驚いたような目でこちらを見ているのがわかる

早くしなければ、本当に殺してしまうからだ


キューブをただ守るだけでよかったはずなのに声がかぶる


(神に選ばれたわれらは特別、だから生かすも殺すも我らの采配、つまり神であるわれらの意思だれも止められない)ずっと洗脳かのように響く


「頭が痛い。割れるように痛い」と俺が言うと、目が真っ赤なラビットが心配そうに俺の手を握る

(けい)、大丈夫?すぐに終わらせて家に帰ろう……」と赤い目同士が重なり合う幻覚までもが移りだすかのよだった


頭巾をかぶり顔が見えないようにしてる男どもが回っている、回っている

母さんや父さんの体から、あふれ出すかのように流れ落ちているそんなのいやだ優しかった父さんが消えていく記憶からどんどん巻き戻り、消されていくかのようだった——


儀式に、俺は突然参加され、殺す姿を見せられるこれが、仲間に入れる儀式だと……母も父ももう動かない蝋人形のようだった


父と母にもこんなことをさせていたのかと思うとそれ自体が憎い存在のようだった

「そんなに、泣かなくてもいいよ、本当の親じゃないんだから……」


「俺の親はこの人達だけだ。いい加減な嘘をつくな」と言われ俺はそいつらに捕まり機械につなげられる

「約束の時が来ただけだ」と転がってる両親を見下ろしながら言う

その顔を見ることはできなかったが、あざ笑っていることが想像できる


「お前らを殲滅する」(いやだ、やめろ殺したくない)俺とラビットが手を挙げておろすと無数の無人機が向かっていく


絶望させるのに、最初は、男を狙えと黄色の魔法使いに向かっていく

その前に青の魔法使いが、かばうように立ち


「ダメー」と、青の魔法使いの周りに爆発が起きて、少女の体から花びらが舞う白いバラのようだった。

無人機は力がなくなったかのように音もなく消えていく、そう存在が無くなったのだった


それでも、俺は殺さなくてよかったことが何よりもよかったと感謝したいくらいだった



青の魔法使いの暴走は止まらず、風が台風のように起こっている






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