呪いの由縁
加筆しました。よかったら読んでください
黒い蝶を追っていく私についてくるみんなの気配を背に感じながら、安心感をもっている。
蝶は、ついてきているのかを気にしているかのようだった
——湖にたどり着いた。
上から、音がして見上げると……樹と一がまず最初に浮かび、透明なガラスケースのようなキューブに取り込まれる
そして、もう一つのキューブにルリが入り、三つ目のキューブに、抱っこされていたが、沙月の腕から藤が取り上げられた。
「待って!!」と掴もうとするが離れていく
樹に抱っこされていた一は吸盤に吸い取られるように分けられ、藤と一が捕まっている。
「僕の狼のぬいぐるみが……ちゃんとなくさないでよ」樹に言う一
「ちょっとこれ、なんですか?出しなさい」とめずらしく焦っているルリ
「変身が解ける、魔法が使えないみたいだ」樹の声と
「透明な、床だ~!!」とのんきに楽しんでいる藤の声も聞こえる
私以外が、透明なガラスのようなキューブに捕らえられている。
樹は思い切り蹴りをいれているが、びくともしない
魔法もどうやらつかえないようで魔法が解けている。四ツ目のキューブに取り込まれるかと思ったら、
私だけ吐き出されるかのように放り出された……。
藤と一は一緒にいるようで安心した
*
*
*
「あ~あ~あ~」と月の下で歌う少女は、赤く染まる湖の人魚のように。
恋しい相手を待っているかのようだった
さらさらと涙のにおいが香る中で、少女は言う「ここは安全ね」とみている私と目が合う
不気味さとぬれた香りが漂う。恐ろしいものを見たかのような気分になったのは仕方のないことだろう
蝶はその少女の周りを飛んでいる
鴉の場所に行くわけではなかったのかと思い悩んでいると、
「何をそんなに考えることがある」と興味があるようで徐々に近づいてくる湖の上を歩いている。
「こないで……」と思わず言葉にしてしまうくらいに……恐ろしく感じる
「物語は戦争だ。赤と白の戦争、それはだれにも止められない……誰もそのことに気づくものがいないからだ」と怒りにも似た感情を私に向けてくる
それは、見た目と違い……老婆の嘆きに近いような年を感じる重さがあった
(赤と白というのはおそらく紅との戦争のことだろうか……)
「なぜ、赤と白なのですか?シロの反対はクロだと思っていました……」と時間稼ぎのために聞くと
「陰陽道がそもそも隠されているのだ本当は、白が陽で黒が陰で赤がそのどちらもなのだ
死ぬとき人が流す血、生まれてくるときに流れる血を生命という
三柱に支えられていること知らないのだ……しかもそのことを考えてはならぬという契りがあるくらいだからそれをしってるのはもう私だけだろう……。お前もおそらくすぐに忘れるだろう——
螺旋のように脳がぐるぐると回りだす




