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ある日、僕は、本を拾ったんだ 

 ~プロローグ~




ログインしました。


再生します。




私の目の前には、手の項を見ながら


鏡の前に立つ男の子、どうやら歯磨きをしようと歯ブラシを取り、


歯磨き粉を掴もうとしている 


蓋の、デコボコの感触を味わってると、食事の前に歯磨きをするらしい……


本当に重みがあるんだと沙月が思っていると、


朝ごはんも同じ、卵とウィンナーと


スープとパンが並べられている


同じ服と、同じ顔の人たちが四人集まっている、身長も大人は同じ伸長175㎝と


女性は158cmしかいない


兄弟も自分と同じ顔をしているため、昔は、写真を撮る人間がいたらしいが


同じ顔なら取る必要が無いと持っている人が少なくなった


資料のためにカメラを使うのは、研究者くらいになった。




「今日も、安全に生活できることに感謝していただきます」と、父が言う


「今日も、安全に生活できることに感謝していただきます」と僕や 母、それに兄も同じ言葉を口にする


そう、この世界では全て同じであることが幸せなのである


同じ食事に、同じ服、そして同じであることが普通の世界


だって、同じであることは、争いを生まないのだから


ある、偉い人が「同じこそ、争いを生まない鍵だと」言い始めたらしい


人は違いがあるからこそ、争いが起き、戦争や、競争が生まれるのだと


同じになれば、自殺者数も減るだろうという考え。


僕たちは、誰が言い始めたのかわからないくらい前らにいった人らしい


大人になったらみんな同じ工場に出社して、同じ仕事をする 。

他の必要なものはロボットが補ってくれる


そして、そのロボットを作る工場に、大人はみんな働きに出る 。

だから僕たちはなにも考えなくていいんだ




侑斗(ゆうと)、学校に遅れちゃうわよ」という母の声に気づくと、


僕は、急いで椅子から立ち上がり鞄を持って玄関に向かう


「いってきます」といい扉を開けた




外の景色を見ながら、沙月さつきは意外と同じなだけで、世界観は私が住んでいるところの外観とそんなに変わらないことに驚きながら、また「鼓動」の本の世界に集中する。




侑斗ゆうとは、通学路を通りながら、人は何も変わらないけど、四季があるのは僕には不思議でたまらなかった


僕たちにはない、普通じゃない存在は何を思うのだろうか?




そんなことを考えながら、景色を見ていると、何かに引っかかってこけそうになった




木の根っこのところに本が落ちていた。


不思議なことに汚れ一つない本に驚くと、誰も見てないかを確認しながら、 急いで鞄に放り込んだ




平然を装うように、いつもと変わらない一日過ごすが、持っている事を 気づかれないように、

内心ハラハラしていると、1分が5分くらいに感じて、1日がとても長く感じた




教室に行くと、三〇人程度の同じ服を着て、同じ顔がそろう


男女の顔は違うので、まるでオセロのように見える


判別が難しいので、自宅以外では、名札を常につけている




授業が始まり、先生が入ってくる


朝の読書の時間は、同じ本を読み、ページが多く進まないようにページ数が決まっている


今日の本は「社会の同一性について」と、とても固いもので、いかに区別することが危険か?いかにして、戦争が起きていたかを淡々と説いている本だ


小説などの楽しい本は小学校までしか、読まないのだ


如何に、今が素晴らしいかを証明するための本ばかりだ



感情の起伏が、フラットのほうが良いとされ、感情を強く動かすものは 、禁止とされた 。


ゲームという娯楽もあったらしいが、僕は見たこともない


母の話をたまに聞くと、どんなものかは分からないが母の思い出している顔みると


どう表現したらいいかわからない気持ちになる



帰り道、拾った本を読みたいが、どうすればいいか考えていると、


ぽつりとぽつりと地面に模様を作り出していくのを、見て雨が降り始めたことに気が付き、雨宿り先を探すことにした




初めての小説を書いて、投稿してみました。 読んでくれる人がたくさんできればいいと思いながら

ドキドキしながら、書いています

小説家になろうの読むだけだった私が、新たな書くという作業を楽しみながら投稿できればいいなと考えています

誰かの、何かの物語になれたら幸いです

投稿できる場所があることに幸せを感じながら、書いています

つたない文章ですが、よろしくお願いします

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