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先祖返りの町作り ~無限の寿命と新文明~  作者: 熊八
第十四章 建国

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第242話 デンワ交換機

 リスティン王国を打倒(だとう)してから、一年ほどが経過(けいか)していた(ころ)

 地方(ちほう)公務員(こうむいん)募集(ぼしゅう)順調(じゅんちょう)に進んでいて、研修(けんしゅう)(しゅう)(りょう)したものから、順次(じゅんじ)赴任(ふにん)してもらっている状況(じょうきょう)だ。

 当初(とうしょ)(くら)べると各所(かくしょ)若干(じゃっかん)余裕(よゆう)が出てきたため、次の一手として、各地方の初等(しょとう)学校(がっこう)の先生も募集(ぼしゅう)を始めている。

 その過程(かてい)で、各地の地方(ちほう)組織(そしき)にも連絡(れんらく)が取れた方がいいという指摘(してき)()けており、電話網(でんわもう)を全国に広げ始めている。ただ、地方には電気(でんき)(かよ)っていないため、現在(げんざい)は石油を利用した自家(じか)発電(はつでん)施設(しせつ)設置(せっち)して(しの)いでいる。

 いずれは、新しい発電所(はつでんしょ)必要(ひつよう)になってくるだろう。

 そこで、今後のことを見据(みす)えて、ガイン自由都市以外では交流(こうりゅう)電源(でんげん)採用(さいよう)することとし、直流(ちょくりゅう)電流(でんりゅう)への変換(へんかん)回路(かいろ)研究(けんきゅう)も始まっている。

 いずれはガイン自由都市でも交流(こうりゅう)電源(でんげん)へと切り()えるつもりだ。とりあえず、各家庭(かくかてい)変換(へんかん)回路(かいろ)設置(せっち)することで対応(たいおう)しようと考えている。

 電話網(でんわもう)を広げようとして問題(もんだい)になったのが、電話(でんわ)交換機(こうかんき)であった。

 今まではガイン自由都市の内部(ないぶ)のみの電話網(でんわもう)であったことから、かろうじて人力(じんりき)での交換(こうかん)作業(さぎょう)が間に合っていた。しかし、これが全国に広がりを見せるにつれ、人力(じんりき)での作業(さぎょう)遅延(ちえん)発生(はっせい)し始めたのだ。

 そこで、自動(じどう)交換(こうかん)作業(さぎょう)(おこな)機械(きかい)開発(かいはつ)が進められている。

 この(ころ)には論理(ろんり)回路(かいろ)研究(けんきゅう)も進んでおり、特定(とくてい)機能(きのう)限定(げんてい)した計算機(けいさんき)なら作れるのではないかと思われたためだ。

 つまり、ソフトウェアにあたる部分(ぶぶん)論理(ろんり)回路(かいろ)実装(じっそう)した、専用(せんよう)のコンピューターである。

 この交換機(こうかんき)実用化(じつようか)されたら、いずれはプログラム可能(かのう)汎用(はんよう)のコンピューターも作れるようになるだろうと期待(きたい)している。

(まあ、王国も打倒(だとう)しましたし、これ以上、私が無理(むり)発展(はってん)させる必要(ひつよう)もありませんか)

 パソコンは当面(とうめん)無理(むり)だろうが、巨大(きょだい)なメインフレームと()ばれる形態(けいたい)であれば、そのうち作れるようになるだろう。

(今後の市民(しみん)たちの研究(けんきゅう)期待(きたい)しましょう)

 (あたら)しい国造(くにづく)りはとても激務(げきむ)になっているため、そろそろ(いや)しが()しいなと思い始めていた。

「はぁ……。クリスさんとイチャコラしたい……」

 心の中だけで(つぶや)いたつもりだったのだが、願望(がんぼう)が強すぎて(こえ)に出てしまっていたらしい。

 それを聞いた周囲(しゅうい)官僚(かんりょう)たちから、クスクスと(わら)(ごえ)が聞こえてきた。

最近(さいきん)臨時(りんじ)大統領(だいとうりょう)はとてもお(つか)れのご様子(ようす)ですからね。お気持(きも)ちはとても良く()かるのですが、もう少しだけ、長期(ちょうき)休暇(きゅうか)(あきら)めてください」

 そのように、真面目(まじめ)(なぐさ)めてくれる人もいた。

()かっています。それに、どうしても我慢(がまん)できなくなったら、連絡(れんらく)して彼女の方から来てもらいますので」

 私は思わず(かお)を赤らめながらそのように答え、仕事(しごと)再開(さいかい)したのであった。


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