人気投票支援作 半人前の存在
人気投票支援作だよ!
みんなもちろん妖夢ちゃんに投票だよね!
妖夢...幽々子様のことを...
待って、おじいちゃん...
ほれ、指切りげんまん...
約束だよ...
「...む...妖夢!起きてよー!」
「...ふぇえ!!今、何時でしょうか!もしかして、もうそんな時間!?」
「まだ深夜よ。いやぁ、ちょっと夜食食べたくなっちゃって♪」
「こんな深夜に夜食なんてダメです。朝まで我慢してください。」
「ぶー、妖夢のケチー!」
「はぁ...眠ってください。朝はいつもより少し多めに用意しますから。」
そういうと幽々子様はしぶしぶと部屋を去っていった。
それにしても、もう何年も前のことを夢で見ることになるとは。幼い頃の私はあまりよく理解していなかった。
あの日はいつもと違う時間帯に屋敷を離れようとしていた。それも、おじいちゃん一人で行こうとしていたので、私は心配だった。もしかしたら、私がおじいちゃんの盆栽を勝手にいじったりしたのがバレて一緒にいるのが嫌になったとか、そんな幼稚なことを考えてた。
「おじいちゃん、どこ行くの?」
「ん?妖夢か。おじいちゃんはな、ちょっと出かけないといけなくなってな。」
「なんで?」
「大人の事情というやつだよ。妖夢も大きくなれば分かるさ。」
頭を撫で撫でされる。いつもより少し強めだ。
「私も立派な大人になる!」
「ほう、そりゃ楽しみだな。」
...一息ついて、おじいちゃんは話した。
「幽々子様のことを...しっかり守るんだぞ。」
「任せて!」
「よし、それじゃあおじいちゃんと指切りげんまんだ」
「うん!」
指切りげんまん、嘘ついたら、針千本呑ます、指切った。
あのときの小指で結んだ約束は未だに忘れられない。忘れられるわけがない。幽々子様をお守りするために、今まで必死で鍛練を積み重ねてきた。
「なんで...居なくなっちゃったの...」
空を見つめながら一人呟く。
カタン...
「...幽々子様?」
もしかして...勝手に食料を漁って!
慌てて台所へ向かった...しかし、誰も居ない。
どうやら、幽々子様ではないようだ。なら、さっきの音は?
辺りを見回す。
「門が...開いてる?」
普段閉まっているはずの門がなぜ開いてるの?
門を閉めようとしたとき...
風が急に吹き荒れる。風に紛れて...見えた。
あの、後ろ姿は...
「おじいちゃん?」
不意に足が前へと進む。おじいちゃんに会える。
だけど...気づいたときには見えなくなった。
でも...それでも...私は...
「おじいちゃん!」
会いたい気持ちで胸がいっぱいだった。
走って...走って...走って...
探し回った。風が少し強く、体にこたえる。それでも、私は走り回って探した。雲で月が隠れ、辺りは暗い。
...私は何をやってたんだろう...
もう失ったものは帰ってこない...
「あ~あ、私は何してんだろう...」
だけど、悪い気分ではない。むしろ清々しい。
ふと空を見上げたら、雲がわれて月明かりが私を照らした。
風に吹かれてひとりたたずむ私を照らしている。
「今日もいつものように幽々子様のお世話をしないと。」
半人前なりにも背負って生きていくんだ。
駿「人気投票終わってるよね?」
ゆ「...嘘やん...」
駿「ちなみに妖夢ちゃんは6位らしいよ。そして霊夢が一位になってる。」
霊夢「あら、ほんとね。でも、人気投票とかそんなこと気にする必要なんてないんじゃないの?」
ゆ「僕の中では妖夢ちゃんは1位だよ!」
駿「あっ、はい。」
魔理「私は2位だぜ!」
駿「おめ。」
魔理「あり。」
ゆ「魔理沙ちゃんも大好きだぜ!」
魔理「気持ち悪いな。なんかやたらテンション高くて嫌なんだけど。」
駿「妖夢ちゃんを題材にした作品だからね、仕方ない。」
妖夢「こんな奴から好かれてるとか切り捨てたいんですけど。」
霊夢「(よし、今年はあの無意識ちゃんに勝てたわ!)」
蓮「(あ、ひそかに喜んでるんだな。)」




