秋の神様は存在感がない
秋あったよね?
すぐ寒くなったよね?
つまり...そういうことだよね?
「お姉ちゃん、今さらなんだけどいいかな?」
「どうしたの、静葉?」
「...冬になってるよね?」
...神様の威厳ってなんだっけ?
「ということでやってきたわよ。」
「いや、帰れよ。」
「会って早々この扱いはさすがに酷いと思うんだけどなぁ。」
たしかに去年の秋になんかやろうかなって思って呼んだけど、何もしてくれなかったし、やること決めてないし...
「そもそも冬なのになんで秋の神様なの?呼ぶ必要ないだろ。」
「甘いね、私のところで獲れてるサツマイモより甘いね。」
「さらっと宣伝してんじゃねえよ。というか、ここ寺子屋だからな。お前らさっさと帰ってくれ。」
「嫌だ。」
「子供か!」
「「神様です!」」
こいつらが去年よりグレードアップしてる気がする。もちろん悪い意味で。
「冬だと寒いから何もできなくなっちゃうでしょ?だから私たちの力を合わせて秋にしちゃえばいいかなって♪」
「あんたら本当に神様なのか?というか、俺も色々大変なんだよ。俺が言うのもなんだけど、博霊神社は頼りづらいと思うぞ。」
「なんかあったの?」
「この前、俺が霊夢と...まあ色々あったんだよ。それで、「博霊神社は衰退した!?」とか「とうとう本性を表した男!」とかいう噂が流されてるんだよ。」
「...御愁傷様です。」
「つまりはそういうことだ。だから帰ってくれないか?こんなところにいたらあんたらも悪い噂流れるぞ?」
「ふっふっふっ、甘いね駿君。いや、蓮君?」
「本当に紛らわしいよね、駿君。いや、蓮君?」
何、こいつら?喧嘩売ってるの?
「ここは秋の神様である私たちに」
「任せなさい!」
「嫌な予感しかしない。」
...
「何やってんの?」
「私たちの収穫した栗と芋でスイーツを作って販売してる!」
「種類も豊富!おひとついかがでしょうか!」
「うちの敷地内でやるのはどうかと思うわよ。...あ、この芋美味しいわね。」
博霊神社でわざわざやることかとは思うんだけど。しかも地味に美味いのが腹立つ。
「ひとつ100円ね!」
「敷地代から差し引いてね。」
「ぶー、霊夢さんのケチー!」
「倹約家と言いなさい。それより、もっといい場所あったでしょ?あんたらは人里でも評判悪い訳じゃないんだし、そっちで売りなさいよ。」
「霊夢さんのところで売れば霊夢さんが豊穣を司る神を従えていると思われるし、私たちもそれで有名になれるかもしれないし。」
「いまさら豊穣を願うやつはいないわよ。」
「今から秋にしちゃえば!」
「そんなことしたらあんたらぶっ潰すからね?面倒なことは嫌いなんだから。」
「「...はい。」」
「結局全然売れなかったね。」
「来年から頑張ればいいわよ。」
来年から秋が実ると信じて。
チルノ「ふはは、あたいの時代がきたぜー!」
ゆ「寒い!凍えちゃう!死んじゃう!」
駿「頑張れチルノー、そいつを冷凍饅頭にしちゃえー。」
ゆ「う、裏切り者!」
駿「ならさっさと編集とかイラストがんばれ。来年から頑張るとかふざけたこと言ったらチルノと二人きりにするから。」
ゆ「ひ、ひええー!」
今年も冬がやってきました。
みなさん、体調管理に十分気を付けてください。
ゆ「ちなみに僕はお腹が痛いです。」
駿「チルノ。スペカ使っていいぞー。」
チルノ「パーフェクトフリーズ!」
ゆ「...ダズゲデ...」




