帰るべき場所
永遠亭編はこれにて終了。
まだまだキャラが出てないですが、これから地道に出していきますぞい。そして、次回からコラボ編ということで前々から言ってた通り、やります。
駿君と蓮君の熱き冒険はまだまだこれからだ!
(熱き展開なんてそこまでないと思いますが、一応こういうこと言っとけばいいかなって思いました。)
やっとの思いでこの日を迎えた。なんと嬉しきことかな..。
あれからよくここまで生きられたと思う。輝夜に服従し、永琳から差し出される薬品を摂取。そして、幼少期に戻ったり身体が氷のように冷えたりして鈴仙に助けられ...。
「本当にとんでもない1ヶ月だった。」
何よりも、1ヶ月もこれを耐えた俺がすごいのかもしれない。
あれから輝夜は生活を改善し、今では自活できる程だ。
もともとそういう教育を受けてたというのもあるが、これは大きな一歩だ。
これなら、この先何があろうと一人でもやっていける。
「言ってなかったけど、ここの竹林は迷いやすいから道案内頼んどいたわよ。」
さすが気の効く永琳さんだ。アフターケアも万全だ。
「お、きたきた。」
向こうから白髪の女性が歩いてくる。背中には何やらタケノコ(?)らしきものも積まれていて、芝刈りに行ったおばあさんみたいな感じ。
「彼女は竹林の案内人だ。迷う心配はないよ。」
なるほど、たしかにそんな風格だ。
彼女はこちらに来て、わざわざ挨拶をしてくれた。
「あんたが例の外来人かい?あたしは藤原妹紅だ、よろしくな。」
「ああ、こちらこそよろしく。」
意外とフレンドリーな人で助かった。これならいっしょに歩いていて退屈する事はなさそうだ...。
早速出発するかと思ったが、妹紅は肩にかけていた物をおろし、その中から包みを取り出した。
「これ、そこで売ってた八ツ目鰻だから、もしよかったら食べてくれ。」
「わざわざそんなことしなくてもいいのに~。」
しかも気が効く。すごくいい人じゃないか。
「私がそんなの頂いても嬉しくなんかないわよ。」
「あぁ、なんだよ。」
輝夜さん登場。えっ、何この空気。
目と目が合う瞬間、火花が飛び散る。
「安心しな、あんたの分なんざ買ってすらねえから。」
「あら、私でなくともてい達の部下の分も買えないなんてよほどお金に困ってるのね。」
「何を言うかと思えばお金...魂が腐っているとしか思えないな。」
「あんたの目が腐っているんじゃない?」
バチバチ...と聞こえてくる何か。
なんでこんなに仲悪いんだよ。
「妹紅も一応不老不死なのよ。蓬莱の薬を口にしたことがあってね。」
へぇ、不老不死か...
「蓮やってたこと意味ないじゃん!」
つまりそういうこと。俺、なんで薬飲まされた?
蓮の無計画さと言うべきなのか...すごく空回りした気がする。
それよりも、「俺、一人で帰ります。」
案内人は既にログアウト状態なので、一人で帰ることにした。
「上等だぁ!てめえ燃えかすにしてやらぁ!」
「私の力でねじ伏せてやるわ!」
なんでここまで来て喧嘩してんだか...
「なあ、お前はこれからどうするんだ?」
蓮に唐突に質問してみた。あの一件(蓬莱の薬飲んだあれ)以来、ちょっと考えてみたのだ。
"命は儚いものなんだ..."
多分、輝夜のために言ったことだとは思うが、どうしても気になっていた。
「たとえばなんだけど、俺が死んだら、お前はどうなる?」
(...分からん。)
一言で済まされる俺の質問。もうちょい考えてくれたっていいじゃ~ないの~。
(ダメよ~ダメダメ...この流れやりたかっただけだろ。)
こんなしょうもないことでも話せる...蓮、俺はお前といっしょにいるからな...
「はやく博霊神社に帰ろう、多分霊夢激おこだと思うけど。」
(夢想封印を連発するんじゃないか?)
おぉ、こわいこわい。
少し暖かくなった風が心地よく吹いていた...
永遠亭編を終えて、私から一言。
妖夢ちゃんはヒロイン。
すみません、どうしても刀を持ったキャラに憧れたり、男っぽい感じのキャラ(いわゆるボーイッシュな感じ)に惹かれやすいので。次の回のために色々とネタ考えておきますので、是非楽しみにしててください。
魔理沙「私も大活躍するから、是非とも見てくれなんだぜ!」
ゆくひめ「この回を機会に何か変化が起こるかも?という回になるかもですね!」
駿「俺に何が起こるんだ?」
ゆくひめ「お楽しみに!」
_(:3/∠)_無視かよ...




