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ミナの冒険  作者: おおさんしょう魚
第二章フェアルの森編
10/51

フェアルの神殿

「えっと、こっちだね」

『ここさっき来ましたよね』

 ミナとソフィーは地図をみながら、フェアルの森の神殿に向かっていた。

「ここだ」

 目の前には白い壁の建物。入り口の扉には鳥のレリーフ。周りにとても綺麗な緑や青の宝石がはめ込まれている。

「どうやって、あけるんだろう?」

 そのまま、十数分悩んでいた。

「周りにヒントがあるかも知れない」

 ミナは神殿の周りを探索する。すると、石版があった。

「えー、なになに?『空から落ち来る者よ、神殿内に入りたければ鳥の指し示す光輝くもの撃ちぬけ』。わっけわかんない」

 と言いつつも、ミナは入り口の前に立ち、小石を拾う。

「打ち抜くとはまた違うけど・・・っと」

 小石を鳥のレリーフのくちばしがさしている宝石にぶつける。


カンッ


ブゥン


ゴゴゴゴゴゴゴ

ガタンッ


「やっぱりねー」

 神殿の入り口が開く。


ヒュー

 

 中から冷たい風が吹く。中は暗く、不穏な空気が渦巻いていた。

『行きましょう』

 ソフィーが先に行く。

「うん」

 ミナはうなずき、ソフィーに続く。

 この後に、衝撃の事実が明かされるとはソフィー以外誰も知らなかった。



「うっわー。なにここ」

 薄く緑色に輝くキノコ。これが明かりなのだろう。

『・・・・』

「どうしたの?」

 ミナはかび臭さに耐えながら、聞く。

『魔物の気が多すぎます。フェアルの神殿がこんなことになっていたなんて』

「????」

 ソフィーの言い草は昔のこの神殿を知っているような言い方だった。

『サファイアの中に戻っていていいですか?気分が悪いんで』

「?べつにいいけど?魔物の気にあたると気分が悪くなるの?」

『そんなところです』

 そういうと、サファイアの中に戻った。

「じゃあ、一人か」

ミナはつぶやくと、神殿の最初の部屋へと足を踏み入れた。

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