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届けたいこの言葉  作者: Nike9


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プロローグ

ニケクです。初投稿です。おかしい部分も多いと思いますが指摘していただけると嬉しいです。

僕自身続けることが苦手なタイプなので、やる気になったら続きを書くって感じです。

 目覚まし時計の音が部屋に響く。

「うるさい」

 少し強めに時計のスイッチを押して止める。

 重い瞼を開き、時計に表示された時間を確認する。

「もう七時か」

 布団から出なければ。今日はあの日なのだから。

 そう思い、思い切って布団を蹴飛ばしてベッドから降りる。


 歯磨きや朝ごはんをさっさと終わらせて、一般的なスーツに着替え、荷物を確認して外へ出る。

 外はもうすっかり春模様だ。桜が咲き誇り、太陽も出ている。雪ももうなくなりつつある。

 ぽかぽかした陽気の中、僕、悠凪翠(ゆうなぎすい)は駅まで向かう。仕事場は電車に乗ってから三駅あとのビルである。

 電車に揺られながら僕はたった3日前のことを思い出した。

 確かあの時は、バイトの休憩時間だったかな?

 メールが一通来てて、それを開くとこう書いてあった。

「あなたは結師(むすびし)に合格しました」

 はぁ?って思った。いつもの僕だったら、あんなメールは削除していただろう。

 だけど、あの時は特別だったからな。なんとなく、変えたいと思っていたんだ。日常を。

 メールを開くとさらにこんな文が続いていた。

「この動画をご覧ください↓」

 矢印の下には動画が貼られてあった。

 なぜか僕はすぐその動画の再生ボタンを押した。

 動画が始まると思ったのも束の間、なぜかものすごく眠くなり、抵抗する暇もなく僕は寝てしまった。

 起きると僕は、いや、結局夢の中だったから寝ているっていうのかな。とにかく、僕は会議室のような場所にいた。


 長方形の部屋の真ん中に机があり、その上にプロジェクター、その先に大きめのホワイトボードが設置してあった。その周りに暗めの色の木製の机が囲うように置いてあり、椅子もいくつか並んでいた。後ろを見ると机と同じような色のドアがあった。

 僕がその状況に困惑していると、ドアが開く音がした。

 反射的に振り返ると、そこには女性がいた。

 水色の髪を肩まで伸ばし、さらに薄い水色のベレー帽のような帽子をつけている。顔は端正な顔立ちで可愛らしいというより美しいという感じだ。短い白色のアウター、スラックスのスーツを着ている。

「ようこそ、この場所へ。悠凪翠さん」

 名前を呼ばれて少し驚いた。

「なんで僕の名前を知っているんですか?ていうかあなたは誰なんですか、、、?」

 彼女はフフっと笑った。

「この状況にも臆さず、好奇心旺盛な方ですねぇ。いいでしょう。私から自己紹介をしましょう」

 一瞬間を開けて彼女は話し始めた。

「私の名前は柳久留花(やなぎくるか)。あなたの相棒にして、このオフィスの製作者。そして、結師の1人なのです!」

「はぁ?」

 声が出てしまった。

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