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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第三章】人外共の頂上決戦

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トーナメント 閉幕

本日2話投稿目!

[決勝戦 終了を確認しました]


 静寂。


 先程まで空間を震わせていた激突音も、熱気も、全てが嘘のように消え去っていた。


 ただ一人――――

 戦場の中央に立つその存在だけが、存在していた。


 最後まで立っていたのは、やはりあの男だった。

 ヒーローは全身にダメージの痕跡を残しながら、それでも尚、崩れない姿勢を取り続ける。


 その背中は、あまりにも()()という言葉が似合っていた。


「――――勝者、ヒーロー」


 仮面の案内人の声が、静かに、そして明朗に響く。


「第一回武闘祭、トーナメント優勝者は――――ヒーローと決定しました」


 その瞬間、遅れて空間全体に歓声が満ちる。

 拍手、歓喜、驚嘆――――

 様々な感情が入り混じった音が、波のように押し寄せた。

 それは敗者からの悔しさを含んだ敬意であり、観客からの純粋な称賛でもあった。


「おめでとうございます、ヒーロー」


 突然、仮面の案内人がホログラムとして出現する。

 そして、一歩前に出る。


「貴方には優勝報酬として、特別称号――――『頂点に立つ者(初代)』を授与します」


 ヒーローの頭上に淡く光るエフェクトが現れる。

 それはただの称号ではない。

 第一回武闘祭の優勝者にのみ与えられる、唯一無二の証。


 ――――()()


 この先どれだけ武闘祭が続こうとも、この名を冠する者は一人しか存在しない。


「また、本称号は特別な着せ替え機能を有しています。外見としてその栄誉を示すことが可能です」


 着せ替え機能。

 それは見せびらかせる()()に他ならず、それはプレイヤーにとって、何より魅力的なステータスに違い無かった。


「続いて――――特別賞について」


 案内人は視線を全体へと向ける。


「本イベントにおける各種特別賞は、イベント終了後、該当プレイヤーへ個別に配布されます」


 誰が何を貰うのか。

 その詳細は伏せられているが、それもまた一つの楽しみとなるだろう。


「そして――――本イベントに参加した全てのプレイヤーへ、参加賞として1000BPを配布します」


 ざわりと空気が揺れる。


「BPは専用ショップにて、各種着せ替えとの交換が可能です。戦いの記念として、是非ご活用下さい」


 例え敗者であろうと、ここまでイベントを盛り上げてくれたのは各プレイヤー自身に他ならない。

 頑張って戦ってくれた者への、微かな感謝の気持ちだ。


 仮面の案内人は、ゆっくりと両手を広げる。


「――――以上をもって、第一回武闘祭、全日程の終了を宣言します。本イベントにご参加頂いた全てのプレイヤーの皆様へ、心より感謝を」


 光が、空間を満たす。

 イベントホール全体が、淡い輝きに包まれていく。


「そして――――」


 ほんの僅か。

 仮面の奥で、彼が愉悦そうに笑っているような気がした。


「また次なる戦いの場で、お会いしましょう」


[イベントが終了しました]

[元の空間に戻ります]


 視界が白く染まる。

 イベントは終わりを迎え、各々の場所へと帰っていく。


 第一回武闘祭、閉幕。


 その記憶は、決して消えることはない。


これにて、第三章終了致します!

ここまでご覧下さった皆さん、誠にありがとうございました!!!

第四章も是非ご覧下さい〜

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