表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第三章】人外共の頂上決戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/63

チェイス・リターンズ

 今、この瞬間にもプレイヤー同士が戦い合っている。

 ある者は正々堂々戦闘を行い、ある者は狡猾に策を張り巡らせ、ある者は生存を優先し身を潜め、ある者は楽に強敵を倒す為に漁夫の利をしている。


 ただ当然、時が経てば生存者も少なくなって来る。

 そうなれば戦闘のマンネリ化が起こりかねない。

 そこで古来のゲームクリエイターはこう考えた。


 ――――徐々にフィールドを狭くすればいい。


 この考え方が現在にも受け継がれ――――

 現在進行形でプレイヤーの脅威になっている。


「なんでプレイヤーから逃げ切ったと思ったら、今度は世界の壁から追いかけられないといけないんだ!」


 今だけ恨むぜ!

 こんなシステムを世に残しやがって!


 世界には「人類の進歩には欠かせないが、それはそれとして面倒くさいもの」が存在する。

 例えるなら微分積分のように、例えるなら古文のように、例えるなら――――

 ともかく!

 この「フィールド縮小」がその1つだ!

 暴論だって?

 うるせぇ、つべこべ言わずに走るんだよ!


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


 ふとフィールド縮小が収まる。

 だがこの調子だと即座に縮小が再開するだろう。

 巻き込まれる前にこの場所から出来る限り離れな――――


 あ!

 前方敵影発見!


「そこをどけぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


 バババババババババン!


「あっ、また会ったな!」


 随分とお早い再会だったな、バンダナ!

 それじゃあ再会を祝して――――


「命置いてけ!」


「そう簡単に――――ってうぇ?!」


 俺は世界の壁の()に青の雷弾を撃った。

 そして、バンダナはそこに引き寄せられて突っ込んで散っていった。


「畜生、世界の壁め! これも世界の壁が悪いんだ! こんな幼気なプレイヤーをポリゴンに変えるなんて、なんて酷い事を……!」


 しかも、世界の壁に突っ込ませたとしてBPもらえないんかい!

 ラストアタックが世界の壁だからか……キレそう。


「いや、お前お前! 今、見てたぞ姉貴を外に引き寄せてたの!」


 そんな悲惨な光景を目撃してしまったプレイヤーが居た。

 プレイヤーネーム"スカーフ"。

 その名の通りスカーフを巻いている少年だった。


「何だ目撃者か。目撃してしまったからには、貴様もあの世に送ってやる……!」


「滅茶苦茶が過ぎるぞお前! 【旋風】!」


 スカーフは巨大な羽団扇を振りかぶる。

 すると、突風が巻き起こり俺は遠くへ――――


「…………っぶねぇぇぇぇぇ!」


 吹き飛ばされた俺は世界の壁ギリギリ寸前で立ち止まった。

 こいつ、まさか俺も世界の壁に食わせようって魂胆か!


「姉貴の仇だ! 同じ末路辿り――――」


「隙ありっ!」


 バババババババババン!


「ちょっ……」


 俺は無我夢中で雷弾を乱射する。

 そして捨て台詞すら吐かせずに倒した。


[プレイヤー スカーフを倒しました]

[100BPを入手しました]


 油断したな馬鹿め!

 隙さえあれば、貴様何ぞ100回はキル出来るんだぜぇ……?


[フィールド縮小中……]


 あっ動き出した。


「走れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


 こんな所で油売ってる場合じゃない。

 走れ、走れ、走れ!

 脚が破裂したって走れ、疲労とか知った事か!


「……あそこで誰か戦ってんな?」


 前方から戦闘音が聞こえる。

 その方向に向かって駆け抜けると、2人のプレイヤーが戦っていた。


 片方はプレイヤーネーム"賢者牧師"。

 彼は片手に本を持っており、相手の地面から()()を出現させていた。


 対するはプレイヤーネーム"ぽぽたん"。

 彼女は血で構成された大鎌を――――

 いや、様々な武器に()()しながら賢者牧師を追い詰めていた。


「えっ赤月?!」


「あれが――――」


「どっちも首置いてけぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


 反応は三者三様。

 ――――だが確信する。

 ここに居るのが最後のプレイヤーだと言う事に。


 戦闘音はもうここしかない。

 世界の壁は円状に取り囲んでおり、刻一刻と内側へと迫ってきている。

 それ故に、これ以上のプレイヤーの参戦――――

 この考えを捨てるに至る。


「【昇天光】!」


 ふと俺の足元に()()()が形成される。

 俺は大きく飛び退くと、次の瞬間、光柱が出現した。

 それだけではない、追撃とがかりに魔法陣が複数地面に形成される。


「見え見えの攻撃に引っ掛かるかよ!」


 バババババババババン!


 俺は光柱を避けながら雷弾を乱射する。


「【聖なる結界】」


 すると賢者牧師は前方に()()()のような結界を展開した。


「【原初ノ血】ッ!」


 代わりに、ぽぽたんが槍のように血を伸ばして攻撃するも、俺は上に飛び上がって回避する。


「今です! 【昇天光】!」


 賢者牧師は狙ったかのように、俺の真下にへと魔法陣を展開する。


 俺が居る場所は()()

 逃げ場は無い。


 回避方向ミスっ――――


 バン!

 バンッ!


[電磁(青)の状態になりました]


「「?!」」


 俺は青の雷弾を()()に撃ち、赤の雷弾を少し遠くの木に発射する。


 ――――そして、光柱を紙一重で躱す。


「終 わ り だ」


 バババババババババン!

 バババババババババン!


 俺は引き寄せられている刹那、呆気にとられている2人に雷弾を連射する。


 これは()()だ。

 受け身は取らない。

 これで2人を仕留めきる――――――――――


[プレイヤー ぽぽたんを倒しました]

[100BPを入手しました]

[プレイヤー 賢者牧師を倒しました]

[100BPを入手しました]


[プレイヤーネーム 赤月がバトルロワイアルを勝ち残りました]

[トーナメントへ進出する事が可能となりました]


観戦者

「そうはならんやろ」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 赤月

階級 ランク28

所持金 46500HG

(所持ポイント 700BP)

武器 災極双転銃【極性災雷】

武器 災極双転銃【極性災雷】

防具 災雷纏装【極性増幅】

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 毒蜜女王の毒腺輪【紫蜜ノ血】

装飾 蜂王の統率環【群体支配】


ステータス

体力 150

魔力 150(+25)

攻撃力 60(+10)

防御力 50

素早さ 40(+10)

毒効力 1毎3(+1)

自動魔力回復 1秒毎4(+1)

状態異常命中 +100%


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ