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状態異常使い、敵を溶かす。~状態異常ビルドのVRMMO~  作者: MEはCat
【第三章】人外共の頂上決戦

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殲滅開始

本日2話投稿目

『Cブロック』


 俺が降り立った戦場は何処かの城――――

 その跡地のような場所だった。

 周囲は既に荒廃しており、壁が崩れ、飾り付けが散乱し、本棚が倒れ散らかっている。

 まるで何者かに襲撃された後のような場所だった。


「さて――――」


 ビュンッ!


 後方から、突如として何かが飛来する。

 俺は首を傾けて躱すと、地面に()が刺さっていた。

 深く観察すれば、それは()で構成された矢であり、少しすれば塵となって消えていく。


「【極性災雷】」


 俺は後ろを振り返るのと同時に一発、赤の雷弾を放つ。

 その雷弾は空を描き、見知らぬ狙撃手の頬を掠める。


 ――――それで十分だ。


 バンッ!


 俺は青の雷弾を本棚に撃ち込む。

 すると、その本棚は青色の帯電を起こした。


「なっ……!」


 その直後、見知らぬ狙撃手――――

 いや、プレイヤー”狩人”が飛び出した。


 バババババババババン!


 俺は空中に浮いた狩人に向かって連射する。

 紫の稲妻が走り、即座にポリゴンと化した。


[プレイヤー 狩人を倒しました]

[100BPを入手しました]


 どうやら、倒せば倒す程BP(バトルポイント)を入手出来るらしい。

 イベントの説明欄にはBPを使えば景品と交換出来ると書いてあったな。


「あれは……」


 跡地内を歩き回ると、周りの雰囲気に似つかわしくない()が置いてある。

 少し躊躇った後、その箱に触れるとパカーンと音がなって消えていった。


[中級体力回復ポーションを入手しました]


「これがプレゼントか……凄いポップな箱だったな」


 これもイベントの説明欄に書いてあった。

 フィールド内に『プレゼント』が出現し、開封でランダムな消費アイテムを一時獲得出来ると。


 敵を倒し、各地のプレゼントから物資を確保する為にも、より多く移動する事が必須となるだろう。

 それに加え時間経過でフィールドが縮小する仕様がある。

 むしろ接敵を恐れては優位に立てない。


「………………」


 ふと遠くから戦闘音が聞こえる。

 金属音を激しく打ちつける音がする。

 お互い近接系の武器遺物を持っており、今まさに鍔迫り合いをしているのだろう。


 音が聞こえる方向は跡地の外。

 木々が生え並ぶ森林地帯だ。


 バババババババババン!


 俺はその方向に向かって雷弾をばら撒く。

 赤と青が交差し、紫の雷撃が跡地内を響き渡らせた。


 ――――が、ログが来ない。


 戦闘音が途切れる。

 突然の奇襲を警戒しているのか、潜伏しているな。


「【呪薔薇棘】!」


 先程の意趣返しのように、そのプレイヤーは木陰から攻撃を仕掛ける。


「おっと」


 俺は間一髪の所で躱す。

 後数ミリズレていれば、喉元にレイピアの切先が貫通していた所だろう。


 バンッ!


「……っ!」


 俺は赤の雷弾を”ローズ”へと当てる。

 更に後ろから物音が聞こえた瞬間に、青の雷弾をその方向に発射した。


「ぐっ……!」


 ここに存るは赤と青。

 互いに引き寄せ合い――――


「きゃっ?!」


「これは……!」


 バババババババババン!

 バババババババババン!


[プレイヤー ローズを倒しました]

[100BPを入手しました]

[プレイヤー 永年労働者を倒しました]

[100BPを入手しました]


 両者を蜂の巣にした。

 どれだけ策を練ろうが、この『災極双転銃』にかかれば無数の対応策を作り出せる。

 戦闘では一瞬の隙が命取りと言うが、この銃はその隙を強制的に作り出せると言っても良い。


 その上で油断は禁物だ。

 相手が対応出来なければ倒せるが、もし対応されれば今度は俺が倒される可能が高くなる。

 何故なら俺の武器遺物はこれだけだ。

 他のプレイヤーのように、一つの遺物が通じないから別の遺物に変える――――

 なんて戦略が取れない。


 全てに警戒しろ。

 もしかしたら、この瞬間にも何処からか誰かが狙っているかもしれない。


 例えば――――


 ゴンッッッ!


「――――お前は?!」


 正面に折り立つは()()()

 さりとて、その者はどこか見知った姿だった。


「久しぶりだね! さぁ、殺り合おうか!」


 プレイヤーネーム”玩具戦士”。

 それは『鋼鉄機構鎧(パワードスーツ)』を身に纏う戦士だ。


 かつての荒野での戦闘――――

 そのリベンジマッチが幕を明ける。


次回vs再戦オジさん


あの、殆どのプレイヤーはパワードスーツなんて装備してないんですよ……(畏怖)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


名前 赤月

階級 ランク28

所持金 46500HG

(所持ポイント 300BP)

武器 災極双転銃【極性災雷】

武器 災極双転銃【極性災雷】

防具 災雷纏装【極性増幅】

装飾 腐王鴉の眼核【死肉の王眼】

装飾 毒蜜女王の毒腺輪【紫蜜ノ血】

装飾 蜂王の統率環【群体支配】


ステータス

体力 150

魔力 150(+25)

攻撃力 60(+10)

防御力 50

素早さ 40(+10)

毒効力 1毎3(+1)

自動魔力回復 1秒毎4(+1)

状態異常命中 +100%


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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