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12門番
ミサを背に乗せタマは大通りをのそのそ歩く
「たまー」
「たまちゃん」
声を掛けられる
ミサは手を振った
タマは声がする方を向いてうなづく
「こども」
「うん、いるね。また遊ぼうね」
「うん」
のそのそと町の門へ向かう
大きな門が見えた
馬車が出入りしている
門番が通行証を見て通す
「お、タマ、ミサか」
門番兵のザックが話しかけてきた
「ザック、ポール、おは」
「ザック、ポール」
門番兵のポールは無言でうなづく
「ミサ、娘がタマに会いたがってる。」
くんくん
タマはザックとポールの足の匂いを交互に嗅ぐ
「そうなの?」
「この時間は神殿で勉強で終われば家の手伝いだからな」
「へー」
「俺はほぼ毎日会ってるから、お父さんずるいって怒られるんだ・・」
「楽しいね」
「いやいや、怒られるんだぞ」
「会話できていいじゃん」
「だれ?」
「ザックの子供」
「のる?」
「今度ね」
足元の土をこねるタマ
「埋めてね」
「埋めろよ」
「うん?」
ポールは無言でうなづく
平日7時投稿




