一周目 6
取り敢えず、洞穴を探してみるか。
俺は泉から西の方角に向かって歩き出す。
ファラスのやつ、泉から少し西に洞穴があるって言ってたけど見つけることできるか??
あんまし泉から離れすぎるのもなんだし(戻ってこれなかったらこまるから)、すこし探して見つからんかったら一旦、泉に戻ってMP回復、そしてファラスのナビで再度、洞穴を探そう。
・・・何てこと考えながら歩いていると、少し先に大きな岩?丘??みたいなものが見えてきた。
ああ、あれだな多分、、、、
そこには、小さな丘の西側が削れて壁のようになって、壁面には直径一メートルほどの横穴があいていつのがみえる。
これだろうな、ファラスの言っていた洞穴は、入り口は狭いけど中はだいじょうぶか?
俺は洞穴に近づき、穴の様子を伺う。
聞き耳を立ててみる。。。。何も聞こえない。
アナの中に石を投げこんでみる。。。。なにも反応はなかった。地面は土の様なのかあまり転がるような音もしなかった。
更に、何個も石を投げてみた。。。。まさに、梨の礫
俺は少しかがんで中に入ってみた。
少し進むと洞穴は立って歩けるほどの高さにになり、奥の方ほうは開けた感じになっており上方向から光がさしているのが見て取れた。多分、天井に竪穴が開いているのだろう。
俺は警戒をしつつも奥に進んでいく。。。。すぐに行き止まりになった。
行き止まりになった場所は、ちょっと広めのリビングほどの広さになっており天井には空気穴兼明り取り用と思われる穴が開いていた。そして、火を起こした後のような痕跡があった。
ここに誰かいたのが推測できる。日の起こした場所を見てみるとそこは長く使われた様子がないようだ。
誰かここで過ごしていたとすると何か残っているかもしてない、俺はそう思いこの場所を捜索しようと思い後ろをふりかえる。
ヒッ!!
俺は情けない声をあげる。
俺が入ってきた穴の付近に白骨化した人らしき物体が見えた。
天井から差し込む薄明かりだけだけではハッキリとは判断できないがおそらくそうであろう。
この世界にはスケルトンだとかアンデットだとかがいるみたいだからわからんけど。
俺は、反応を骸骨に小石をぶつけてみる。
投擲のスキルを取得しました。
頭の中に大きな声でアナウンスが流れた。
俺はビック!!!!!!となりあたりを警戒する。
骸骨は動かないし、周りは静かなままだ、、、心臓がまだドクドクいってる。
あ~、ビビッた!危うくちびるとこだった。
一体何だったんだよ。。。
『ウルド様が嫌がらせの為やったみたいですよ。』とファラスが喋りだす。
あのウンコ、暇なのか!!
そして、ファラスよMPがなくなるから勝手にでてくるなよ。
『え~、いいじゃないですか。MPなんて気にしない気にしない。』
気にするわっ!
でも、スキルなんてこんなに簡単に所得できるもんなんだなぁ。
『マスターは、ウルド様の加護を受けてますからほかの人より格段に取得しやすくなっていますよ。』
ファリスめ!また勝手に喋りだす。
まぁいいか。。っで、あれは人間の遺体でいいのか?
『死後半年ほど経っている人族の亡骸です。』
そうか、俺は目を閉じ手を合わせる。
「申し訳ないが、あなたの残したものを使わしていただきます」
俺は亡骸を調べ始める。
この人は、どうやら魔術師だったようだ。
服装は普通の布の服にレザーのズボン、傍らにちょっと長めのスタッフ、そして小さな袋が一つあった。
俺は、袋を手に取り中に手を入れてみる。
ん??
袋の中がおかしい??
中にあるものをつかんで取り出してみると、絶対、この小さな袋には入らない様な大きさの鍋がでてきた。
ファラスこれなんだ?
『マジックポーチですねぇ~、これに大体2メートル四方の物体が重さ関係なく入るみたいです。』
マジックアイテムか、、、
この中に物を入れて置いたら時間の経過とはするのか?
『このポーチに入っている間は時間の経過はありません。』
よし!!
これで、何とか生き残る希望が持てた。
食料を何とかためて街へと移動する。まずは、それを目標にしよう。
さて、マジックポーチの中身を確認しておこう。
マジックポーチの中を全部出してみると結構いろんなものが入っていた。
着替えの洋服が2着、ズボン2着、靴1足、外套1着、ランタン、空き瓶3個(ランタンのオイルが入っていた?)、なんだかわからない液体が入った小さな瓶3本、水筒を思われるもの1個、ダガー一本、ロープ一巻、鍋1個、塩の入った袋が一袋、本がたくさん。。そして、金貨が11枚、銀貨が2枚、銅貨が12枚、銭貨が沢山
あとは、何かわからないガラクタのようなものが沢山。。。
食料はなかった。
でもまあ、塩嬉しいかも。
そして、何より靴うれしい。
早速、靴を履いてみると少し大きいけどなんとか行けた。
洋服とズボンはどうだろ、、ズボンは。。。ウエストは何とかなったけど、、、この人足長すぎじゃないですか。。。股下が全然違う。
『マスターの足が短いんですよwwww』
ファラス殺す!!
『無理ですよ。私、スキルですしマスターが死なない限り私は消滅しません。』
じゃ、いずれひどい目に合わす!!
『まっ、がんばってくださいwww』
こいつむかつく!!
まず、この人を埋葬してやるか。
俺は、なきがらを洞穴の外に運び出し、近くの木下に穴をほり埋めその上に大きめの石をおいた。そして、手を合わし冥福をいのった。
埋葬に少し時間はかかったのか、少し日が傾いてきた。
俺はマジックポーチを腰にぶら下げ、もう一度、泉に戻る。
そして、泉で水を補給し、ホーンラビットを放置した場所にいってみる。まだ、ホーンラビットが死体が残っているかもしれないから、、、
実際、戻ってみるともホーンラビットは骨も残っていなかった。
何かに食べられてしまったのだろう、危険がやばいのですぐに泉のそばに戻る事にした。
泉のそばが安全というわけではないが、割と見通しもよいし、何より必要なものがある。
まず、また海老を捕まえる。
ある程度、捕まえたらなべに水を張り海老を入れておく、今日の晩御飯は川海老の塩茹でだ。
泉から沢を少し下っていきながら、乾いた流木を拾っていく幸いマジックポーチがあるので結構な薪がてにはいった。
そして、洞穴に戻り火をおこす。
ランタンに少し油が残っていたので、まず、流木に油を少しかけポーチにあった火お越しセットで火をつける。
もともと、焚き火で鍋をかけれるようになっていたので簡単に晩御飯にありつけた。
亡くなっていた人には勝手に使って申し訳ないが感謝して使わしてもらおう。
なんとか、暫らくは生きていけそうな感じだ、少し安心した。
外も暗くなってきたみたいだし、薪を多めにくべておいてもう休もう。
休めばMPも回復するし、今後の対策もファラスと立てれるだろう。
焚き火の炎が心地よくゆれる。
そっと目を閉じるといつしか俺は眠りに落ちる。
こうして異世界に連れて来られての一日目が終わる。
美奈子、俺は君の元に戻る事が出来るのだろうか。。。。。